薬剤師が教える!年末年始やお盆などの長期休暇に備えておきたい市販薬
年末年始やゴールデンウィーク、お盆期間などの長期休暇時は医療機関が休みになるところが多いです。急な発熱や頭痛、鼻水、胃痛・もたれなどの体調不良に備えて、市販薬を準備しておくことで役に立つことがあるでしょう。旅行や帰省など、飛行機や車移動などで酔い止め薬を必要とされる方もいらっしゃると思います。今回は、年末年始など長期休暇前に備えておくと便利な市販薬を紹介します。
また市販薬で対応できない場合のために、一般の医療機関が休みのときでも利用できる緊急外来についても紹介します。楽しい長期休暇を過ごすためにも準備やもしもの対応を知っておくと安心でしょう。
目次
冬に注意すべき症状
冬のシーズンは外気温の変化や室内外の寒暖差、日照時間が短くなることなどから心身ともに疲れを感じる方は少なくないでしょう。またインフルエンザやノロウイルスなどの感染症も流行しやすい時期となります。
そんな中、年末年始の仕事納めや忘年会、受験勉強、大掃除など忙しい時期でもあり、体調の変化には気を遣う時期と思います。冬のシーズンによく起こる体調の不調を理解することで早めの対処を心がけましょう。
かぜ症状
寒さや乾燥、初詣など人混みに行くことで、かぜをひいてしまうことが考えられます。発熱等の体調不良時に備え、市販のかぜ薬や解熱鎮痛薬などを準備(常備)しておくとよいでしょう。また新型コロナウイルスやインフルエンザなどになってしまう可能性もあります。そのため、新型コロナウイルスやインフルエンザの検査キットを準備しておくと安心できます。
新型コロナウイルスの陽性者であっても、症状によっては、せき止めや解熱鎮痛薬などの市販薬も1つの選択肢となります。ただし、発熱やのどの痛み、せきなどの症状がひどい場合や息苦しさがある場合、軽症であっても高齢者や肥満の方、持病がある方など重症化リスクのある方は、医療機関の受診を優先するようにしましょう。
胃腸症状
年末年始は、忘年会や帰省先などで美味しい食べ物が多く、ついつい食べ過ぎたり、飲み過ぎたりしてしまうといったこともあるでしょう。また仕事が繁忙期となり、ストレス疲れからくる胃腸の不調もあらわれます。
胃痛や胸やけなど症状が空腹時(食前)に起こることが多いものか、胃もたれなど症状が食後に起こることが多いものかによって、選択する市販薬が変わってきます。また飲酒後などのはきけやむかつき、ストレスからくる胃痛などを感じる方もいらっしゃることでしょう。まずは自身の症状とその原因を考えることが大切です。
その他
長期休暇を利用して、旅行や帰省など遠くへお出かけする方も多いと思います。移動の際に乗り物酔いで気分が悪くなり、頭痛やめまい、はきけの症状でお困りになる方もいることでしょう。普段から乗り物酔いをする方や普段、遠くにお出かけすることがない方などは事前に酔い止め薬を用意しておくと安心です。
また生活リズムや場所が変化する方もいると思います。旅行先や帰省先での環境の変化からストレスを感じるなどで便秘や軟便に悩まされる方もいます。連休前から整腸薬などでお腹の調子を整えておくとよいでしょう。
備えておきたい市販薬
長期休暇前に備えておくと安心できる市販薬ですが、普段から利用しているものがあれば、同じものを準備しておくとよいです。普段から飲み慣れているもののほうが、安心して服用することができます。
ただし、家族と一緒に服用する可能性がある場合は、事前に服用できる年齢や回数などの用法用量や使用上の注意などを添付文書で確認しておくことが大切です。
かぜ薬
発熱やのどの痛みだけでなく、せきや鼻水など幅広い症状に対策したい場合には、かぜの諸症状に効能効果があるかぜ薬(総合感冒薬)を選ぶとよいでしょう。熱を下げたり、痛みを抑えたりする成分(解熱鎮痛成分)としてイブプロフェンやロキソプロフェンを配合したかぜ薬は、のどの痛みがつらいかぜや熱が高いかぜなどにおすすめです。ただし15歳以上専用となるため注意しましょう。またインフルエンザの疑いがある場合には、解熱鎮痛成分としてアセトアミノフェンを配合したかぜ薬を選ぶと安心です。
成分 | 効果 | その他 |
---|---|---|
イブプロフェン ロキソプロフェン |
鎮痛効果は強め | 市販薬では15歳未満は服用できない |
アセトアミノフェン | 鎮痛効果はやさしめ、炎症を抑える作用はほとんどない |
・小児から高齢者まで使用できる ・胃に優しい |
さらにかぜ薬によく含まれるせき止め効果のある成分(エフェドリン類など)は、高血圧や糖尿病など持病がある方は、注意しないといけません。かぜ薬によく含まれる抗ヒスタミン成分も同様に、緑内障や排尿困難の方に注意が必要です。持病がある方などは特に購入前に薬剤師や医薬品登録販売者に必ず相談するようにしてください。
病院の受診を優先したほうがよい場合
以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 急激な高熱
- 発熱に加えて、下痢、発疹、胸痛、腰痛、動悸などがある
- 頭痛とともに吐き気・嘔吐やめまいがある
- 仕事など作業が継続できないほどの強い頭痛や今までに経験したことのない頭痛がある
- 激しい咽頭痛がある
- 色の濃い鼻水や痰が出る
- 咳が2週間以上続いている
- 発作性の激しい咳を繰り返す
- 呼吸が苦しい
- 風邪様症状(微熱など)が長く続いている、繰り返している
解熱鎮痛薬
発熱や頭痛・のどの痛みに対しては、解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェン(例:カロナールA)またはイブプロフェン(例:リングルアイビーα200)、ロキソプロフェン(例:ロキソニンS)が入った商品が主な選択肢です。
高熱の場合や頭痛、のどの痛みがつらい場合は、抗炎症作用があるイブプロフェンやロキソプロフェンが候補となり、症状が軽度であればアセトアミノフェンが候補となります。アセトアミノフェンは15歳未満の小児でも服用ができる商品(例:バファリンルナJ ※7歳以上から服用できる)があり、高齢者や妊婦、胃が弱い方、喘息の既往歴がある方などにもアセトアミノフェンを優先的に選択するとよいでしょう。小児の解熱剤には、生後3か月から服用できる商品(例:キッズバファリンシロップS)も販売されています。
病院の受診を優先したほうがよい場合
以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
【発熱の場合】
- 急激な高熱
- 微熱などが長く続く、繰り返している
- 発熱に加えて下痢・発疹・胸痛・腰痛・動機などがある
【頭痛の場合】
- 最近頭部外傷を経験した
- 突然発症した頭痛
- 今まで経験したことのない頭痛
- 仕事などが継続できないほどの頭痛
- 小児、または50歳以上で初めて頭痛を経験
- 吐き気やめまいを伴う
- 足が動かしにくい
胃薬
症状がないうちに常備薬として胃薬を準備する場合には、制酸成分や消化成分、健胃生薬など複数の成分を配合し、胃痛や胃もたれ、むかつき、食べ過ぎなど効能効果が幅広い総合胃腸薬(例:第一三共胃腸薬プラス細粒)を選択するとよいでしょう。
病院の受診を優先したほうがよい場合
胃酸を中和し、胸やけやむかつきなどの改善が主な目的で、胃腸薬に含まれることがあるスクラルファートやメタケイ酸アルミン酸マグネシウムなどのアルミニウム(Al)化合物は、腎機能が低下した人に長期投与するとアルミニウムが蓄積し、アルミニウム脳症などを発症するリスクが高まります。そのためアルミニウム化合物を配合した胃腸薬は、透析療法を受けている方は服用することができません。
また以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 突然、強い胃痛が生じた
- 冷や汗をかくような強い胃痛がある
- 胃痛以外に倦怠感、激しい吐き気などを伴う
- 喉が詰まる感じを伴う
- みぞおちの圧迫感がある
- 痛みがみぞおちや背中に広がる感じがする
整腸・下痢止めの薬
旅行先や帰省先などで、生活環境の変化や食べ過ぎなどにより、便秘や軟便・下痢など腸に不調があらわれる場合があります。そういったケースでは、整腸生菌を配合した商品(例:ビオスリーHi錠)がよいでしょう。また行先で、食べ過ぎや冷えなどで下痢になった場合は、下痢止めの薬を服用することもできます。
病院の受診を優先したほうがよい場合
下痢を症状とする疾患には、潰瘍性大腸炎や出血性胃腸炎など様々あります。以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 吐き気や発熱、激しい腹痛などを伴う
- 2週間以上下痢が続いている
- 激しい下痢、血便、タール便、粘液便である
- 直近の海外渡航歴がある
- 脱水の兆候がある
- 過敏性腸症候群が疑われる(下痢と便秘を繰り返すなど)
- ガスがたまっていて出ない
酔い止め薬
長期休暇に飛行機や車などで長時間、乗り物にのる方も多いと思います。酔い止めには、小児用の商品や15歳以上からの大人用の商品、または3歳から大人まで服用できる商品など幅広くあります。特に小児の場合は、年齢に注意して選ぶようにしましょう。家族で服用する場合は、服用できる年齢が幅広いファミリータイプの商品を選ぶとよいでしょう。
また酔い止め薬のほとんどが、眠気がでる恐れのある成分を含んでいるため、作用している間は眠気がでたり、ぼーっとしてしまったりする可能性があります。そのため、遠足などで1~3時間、バスなどでの短時間の移動であれば、長時間作用する必要がありません。1日2~3回服用する(比較的作用時間の短い)タイプの商品を選ぶことで、目的地に到着してから眠くなる可能性を減らせます。飛行機に乗るなどの長時間の移動であれば、作用時間の長い1日1回タイプを選ぶとよいでしょう。
肩こり・腰痛・筋肉痛の薬
長期休暇、特に年末は普段できない場所の片付けや大掃除などを行う方が多いと思います。重いものを持ち上げたりするなどで、筋肉痛や関節痛などになってしまう方もいることでしょう。そんな時は湿布薬があると安心です。
湿布薬には、15歳以上からしか使用できない効き目のよいタイプの商品(例:ロキソニンSテープ)やファミリーで使用できる商品(例:パテックスうすぴたシップ)があるため、使用者を想定して選ぶとよいでしょう。
CureBell(キュアベル)で上手な市販薬選びを
市販薬を活用した上手なセルフケアをしたいと思うものの、ドラッグストアなどで陳列している商品の数が多すぎて、自身に合ったものを選びにくいと感じている方もいらっしゃるでしょう。そういった方は是非、CureBell(キュアベル)を市販薬選びのツールの一つとして、利用してはいかがでしょうか。
①症状を選択、②くすりのこだわりや自身の身体の状態を選択、③気になる商品を比較の簡単3ステップで自身に合ったくすりを見つけることができます。まずは一度、利用してみてください!!
<かぜ薬の選び方>
<胃薬の選び方>
医療機関が休みの場合の選択肢に
年末年始やゴールデンウィーク、お盆などの長期休暇の際は医療機関が休みになることが多いです。また長期休暇前後は需要が高く、医療機関を受診する方が多くなります。その結果、待ち時間が長くなったり、他の患者に症状がうつらないか気になったりすることもあると思います。
市販薬で対応する(セルフメディケーションできる)場合は、ドラッグストアに従事するお薬の専門家である薬剤師や医薬品登録販売者に相談してから購入するようにしましょう。
ただし年末年始は営業時間を短縮しているドラッグストアや元旦は休み(店休日)のドラッグストアもありますので、事前に年末年始の営業日、時間を各社のホームページなどで調べておくとよいでしょう。
症状がひどい場合は緊急外来の検討を
症状がひどい場合には、年末年始などの長期休暇でも夜間急病センターやお住まいの地域の休日急患診療所が対応していることがあります。自身のかかりつけの医療機関の診療日、時間などをあらかじめ確認しておくとよいでしょう。
かかりつけの医療機関が休みである場合は、近隣で診療予定の医療機関を調べておき、もしもの時に備えておけると安心です。厚生労働省などが運営する医療情報ネット(ナビィ)や各都道府県のホームページなどに医療機関の診療予定が開示されていますので、参考にしてみてください。
厚生労働省及び各都道府県が管理・運営を行っている薬局や医療機関を簡単に探せるWebサイトです。
https://www.iryou.teikyouseido.mhlw.go.jp/znk-web/juminkanja/S2300/initialize
緊急避妊薬(アフターピル)に関して
全国の一部の薬局で処方箋なしで試験販売されています。(2024年12月現在、試験的な取り組みとして)
2023年11月から全国の一部薬局で緊急避妊薬の試験販売が始まっています。
購入できる方や購入方法などの詳細や取り扱い薬局の一覧はこちらから確認ください。
※事前チェックに回答した後に取り扱い薬局一覧が確認できます。
・緊急避妊薬の適正販売に係る環境整備のための調査事業(日本薬剤師会)
緊急避妊薬(アフターピル)とは
性行為から72時間(3日)以内に服用することで、避妊効果が期待できる薬。主に排卵を遅らせることで、妊娠する可能性を低くできます。効果(妊娠阻止率)は約8割と言われています。
備えておきたいおすすめの市販薬
かぜ薬
のどの症状がつらい方
かぜの諸症状のうち、特にツラい「のどの痛み」や「発熱」などの原因となる「炎症」に狙いを定め、抗炎症成分「トラネキサム酸」、解熱鎮痛成分「イブプロフェン」、「無水カフェイン」を同時配合。イブプロフェンを従来の1日量450mgから600mgに増量し、処方を強化*しました!
その他、去痰成分「アンブロキソール塩酸塩」などのすぐれた効果をあらわす各種有効成分が効果的に働いて、ツラいかぜの諸症状をやわらげます。
*コルゲンコーワIB錠TXと比較して
●臨床試験により、のどの痛みや発熱を含めたかぜの諸症状に対して有効性を確認したかぜ薬です。
●市販のかぜ薬で最大量となるイブプロフェン600mg*およびトラネキサム酸を配合しており、つらいのどの痛みや発熱を伴うかぜに優れた効果を発揮します。
●水に溶けにくいイブプロフェンなどの有効成分を液状化した液体inカプセルが素早く溶けて、つらいかぜの諸症状に作用します。
●7 種の成分を配合し、眠りを邪魔するかぜのいろいろな症状を抑えます。
●イブプロフェンの解熱鎮痛作用により、のどの痛み・発熱などを緩和します。
●トラネキサム酸が粘膜の炎症を抑え、のどの痛みを緩和します。
●ジフェンヒドラミン塩酸塩が抗ヒスタミン作用により、鼻水・鼻づまりを緩和します。
●デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、dl-メチルエフェドリン塩酸塩がせきを緩和します。
●お休み前にのんでも睡眠を妨げないよう、カフェインは配合していません。
鼻症状がつらい方
2.鼻症状に効くヨウ化イソプロパミド・クロルフェニラミンマレイン酸塩配合
3.アンブロキソール塩酸塩がせきの原因となるたんの排出を促進
かぜ薬の製造販売承認基準を上回る2倍量のベラドンナ総アルカロイド0.6mgを配合した「鼻症状特化型」のかぜ薬です。
2.臨床試験成績取得のかぜ薬
鼻の症状を中心にかぜの諸症状に優れた効果を示します。
3.早く溶けてよく効く”液体 in カプセル”
いち早く溶けだし、つらい症状に作用します。
せき、たんの症状がつらい方
■たんにすぐれた効果をあらわすL-カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩を配合したかぜ薬です。
■スカピンを配合し、つらいせきをしずめます。
■クリーム色のソフトカプセルで、中味は液状につくられています
●パブロンエースPro-X錠は、7つの有効成分を配合し、のどの痛みや熱を抑え、鼻みずやせきをしずめる総合かぜ薬です。
●かぜの原因物質と戦う気道粘膜バリアをアンブロキソール塩酸塩が清浄化、L-カルボシステインが修復することでのどの症状を緩和します。
●塩酸プソイドエフェドリン・クロルフェニラミンマレイン酸塩
●イブプロフェン
最大量600mg※配合。のどの痛みや熱を抑えます。
●錠剤は、イブプロフェンが素早く水になじむスピードアクション製法を採用しています。
※かぜ薬パブロン1日量として
小児が服用できる
●パブロンS微粒は、かぜの時に消耗しがちなビタミンCを配合※1し、飲みやすさにこだわったかぜ薬です。
●のどの痛みや発熱をしずめるアセトアミノフェンを配合しています。
●眠りを妨げるカフェインを配合していません。
●1才のお子さま※2から大人まで服用できるので、お子さまを持つ家族の常備薬におすすめです。
●苦みを感じにくく、服用しやすい柑橘風味の微粒剤です。
※1 パブロンSa〈微粒〉との比較
※2 2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
「バファリンジュニアかぜ薬a」は、子供たちの成長にあわせ適量を服用いただけるよう開発された、小・中学生用(5才以上15才未満)の総合感冒薬です。
●6種類の有効成分のはたらきで、かぜの諸症状を緩和します。
●飲みやすい小粒の錠剤です
生後3か月から服用できる
1 お子さまが飲みやすい味
お子さまが大好きなイチゴ味で、嫌がらず飲んでくれます。
2 軽くて割れにくいプラスチックボトル
持ちやすく、丈夫な容器です。
3 アンパンマンの計量カップ付き
4種のかわいい絵柄で、お子さまも喜んでくれます。
4 誤飲対策の安全キャップ
お子さまが自分で簡単に開けられないキャップです。
5 ノンカフェイン、4大アレルゲン無配合
眠りを妨げません。また、本剤に卵、小麦、牛乳、大豆由来の成分は配合されていません。
・5つの有効成分が、かぜの諸症状を緩和します
・ノンカフェインなので、睡眠・休息をさまたげません
・のみやすいピーチ味、いちご味の2タイプがあります
・お子さまの誤飲を防ぐ、安全キャップ
・コデインを含んでいません
持病がある方でも選択を検討できる
●パブロンSゴールドW錠は、気道粘膜クリア成分のアンブロキソール塩酸塩と気道粘膜リペア成分のL-カルボシステインで、気道粘膜バリアをWケアするクリア&リペア®のW処方。のどの痛み、せき、鼻みずなどかぜの諸症状を和らげます。
●大人1回2錠※。のみやすい錠剤です(※12〜14才は1回1錠)。
●かぜの11症状にバランスよく効く4種の成分配合。
●コデイン類、メチルエフェドリン類、カフェインは入っていません。
●7歳のお子様からご高齢の方まで幅広く適応します。
●パブロン50錠は、生薬エキスと洋薬を配合したW処方の優れた効き目のかぜ薬です。
●傷んだのど粘膜を修復・潤してたんを除く「麦門冬湯乾燥エキス」、のどの痛みを和らげ熱を下げるアセトアミノフェン、たんを出しやすくするグアヤコールスルホン酸カリウムを配合したかぜ薬です。
●眠くなったり、尿が出にくくなる抗ヒスタミン薬、便秘を起こしやすいジヒドロコデインリン酸塩、糖尿病や高血圧に影響を与えるdl-メチルエフェドリン塩酸塩が入っていません。
インフルエンザの疑いがある場合
インフルエンザの疑いがある場合はまずは医療機関を受診するようにしましょう。
発熱や寒気、関節痛、鼻水などの症状の緩和を目的に以下の商品が選択肢となります。
●「葛根湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。かぜや肩こりなどに効果があります。
●かぜのひきはじめで、発熱して体がゾクゾクし、「さむけ」がとれないような症状に効果があります。
特長 1
麻黄湯配合でかぜのひきはじめによく効く
特長 2
眠くなる成分は無配合
解熱鎮痛薬
つらい症状に
■Point1
頭痛・生理痛・歯痛に、速くよく効きます
■Point2
胃への負担が少ないプロドラッグ製剤
■Point3
眠くなる成分※を含みません(※鎮静成分等)
■Point4
飲みやすい小型錠
●OTC医薬品最大量1回イブプロフェン200mgを1日3回まで服用できます。(1日最大量600mg)
●有効成分のイブプロフェンが、液状に溶けています。
●眠くなる成分が入っていないので、仕事中や運転される方にもおすすめです。
高齢者、妊婦、胃腸が弱い方に検討できる
カロナール®A の有効成分「アセトアミノフェン」は、中枢神経に速やかに作用し、頭痛や発熱にすぐれた効果を発揮します。
さらに、胃壁を胃酸から守るはたらきのあるプロスタグランジンの作用にほとんど影響を与えないため、胃にやさしい解熱鎮痛成分とされています。
胃にはもともと、胃酸から胃壁を守るプロスタグランジン(PG)という物質があります。
タイレノールAは、このPGにほとんど影響を与えないため、「空腹時」にものめるやさしさで、効くのです。ただし、かぜによる悪寒・発熱時には、なるべく空腹時をさけて服用してください。
●アセトアミノフェンをOTC最大量の900㎎(1日成人量)配合しています。
●1回1錠、小粒で服用しやすい錠剤です。
●眠くなる成分が入っていないので、仕事中や運転をされる方にもおすすめです。
●片手でも開閉しやすいユニバーサルデザインのパッケージを採用しています。
小児が服用できる
POINT 1 小・中・高校生も服用できる
子どもにも服用が認められている「アセトアミノフェン」を使用しています。
POINT 2 眠くなる成分が入っていない
試験や授業中など学校生活を邪魔しないよう、眠くなる成分を含みません。
POINT 3 水なしで飲める
水なしで飲めるチュアブル錠。苦くないフルーツ味で、どこでも飲めます。
胃にやさしいチュアブルタイプの解熱鎮痛薬
POINT 1 急な発熱や痛みをすばやく緩和
POINT 2 胃にやさしい
POINT 3 眠くなる成分が入っていない
POINT 4 水なしで飲めるオレンジ味の錠剤
生後3か月から服用できる
胃薬
常備薬に総合胃腸薬を
1.「胃」と「腸」をダブルケアするタイプの胃腸薬です。
2.6つの生薬成分が弱った「胃」に効き、植物性の乳酸菌「ラクボン」が「腸」の状態を正常に近づけます。
「パンシロン01プラス」は、食べすぎ・飲みすぎ・胸やけや、夜遅い食事で胃がもたれるなどの不快な症状に効く胃腸薬です。
胃をスーッとさせる速効性制酸剤と持続性制酸剤、荒れた胃粘膜を整える粘膜修復剤と健胃剤、さらに消化を促進する消化酵素など、胃腸薬の基本機能に必要な有効成分をバランスよく配合しました。
すっきりとのみやすい服用感です。
痛みやむかつきの症状が多い方
1.本剤は胃酸中和型の胃腸薬とは異なるタイプの胃腸薬で、胃痛・もたれなどにすぐれた効果を発揮します。
2.胃の不快な症状の原因となる胃酸の出過ぎをコントロールし、胃粘膜の修復を促します。
3.携帯にも便利な分包タイプです。
M1ブロッカー(ピレンゼピン塩酸塩水和物)が出過ぎる胃酸分泌を元からおさえることで、 胸やけや胃痛をおさえるとともに、荒れた胃粘膜を保護します。
さらに消化酵素が働き食後の胃の負担を軽くしてくれます。
もたれや消化不良の症状が多い方
有効成分スクラルファートが胃痛のもと(胃粘膜の炎症を起こした患部)に直接貼りつき、患部を保護・修復
7種の健胃生薬を配合し、弱った胃を回復させて元気な胃にしていきます
生薬配合でスーッと効きます
早く溶ける散剤タイプです
・守る→胃の粘膜を覆うベールである「胃粘液」を増やして、胃を守ります。
・動かす→胃の運動を活発にします。
・消化する→脂肪を分解して、消化する力を高めます。
新セルベール整胃プレミアム<錠>は、1回1錠で効く飲みやすい錠剤です。
胃を守り元気な胃を取り戻す『整胃®』の働きで、胃を楽にしていきます。
透析療法を受けている方の選択肢に
また,アカメガシワ末が腸の働きを整えます。
・葉緑素由来成分である銅クロロフィリンナトリウムが荒れた胃粘膜の修復を助けます。
・でんぷん,たんぱく質,脂肪それぞれの消化酵素を配合しています。
・4種類の制酸成分の組み合わせにより,胸やけや胃痛などの過酸症状を改善します。
・さまざまな胃腸の不快な症状にすぐれた効果を発揮するように,
15種類の有効成分を配合したのみやすい細粒状の総合胃腸薬です。
・配合している制酸剤はアルミニウムを含んでいません。(アルミニウムフリー)
「パンシロン アクティブ55」は、年齢などで増える“重たい胃、胃もたれ・胸やけ、不快感”に効く胃腸薬。食後、食事と食事の間の空腹時などでも、食事の量や時間を気にせず服用できる医薬品です。
塩辛くなく、スーッと爽快な服用感。3才以上のお子様からご年配の方にも。
「パンシロン アクティブ55」は、毎日、食事を楽しく、心も若々しくいたいあなたを応援します。
整腸・下痢止めの薬
冷えや暴飲暴食の下痢の場合
●塩酸ロペラミドが腸に直接作用して、高まったぜん動運動を抑え、下痢を改善します。
●塩酸ロペラミドが腸において水分・電解質の分泌を抑え、さらに腸への水分吸収を促進し、下痢を改善します。
●口の中でサッと溶ける錠剤です。
口の中ですぐに溶け、水なしで服用可能な製剤ですので、どこでも手軽に服用することができます。
特長 1 突然の下痢に水なしでのめる
特長 2 腸の3つのトラブルに働きかけるロペラミド塩酸塩配合
食あたり、水あたりによる下痢の場合
特に食あたり、水あたり、消化不良といった食べ物、飲み物が原因で起こる軟便、
下痢およびストレス、かぜなどの原因で起こる軟便、下痢にすぐれた効き目を発揮し、
生薬が配合された水分を含んだやわらかい丸剤です。
● 塩化ベルベリンとゲンノショウコエキスによっておなかの調子を整え、下痢・食あたり・水あたり・軟便などに効果があります。
● 服用しやすいフィルムコーティング錠です。
小児用の下痢止め
水がなくても口の中で溶かしてのめるので、試験や発表会、通学や旅行時にも場所を選ばず服用できます。
水なしでのめる
眠くなる成分を含まない
(ただし、運転・操作をしないこと)
大正下痢止め〈小児用〉は、服用させやすいバナナ風味の微粒剤で口の中でサッと溶けます。
3ヵ月以上の乳児から服用でき、5つの成分が効果的に下痢を改善します。
医薬部外品の整腸薬
※整腸のこと
人と相性のいい乳酸菌が生きたまま届いて、省庁から台帳まで幅広く腸の調子を整えます。
5歳から飲める錠剤はお子様からお年寄りまで、家族でお飲みいただけます、
5歳未満のお子様や錠剤が苦手な方には、同じ有効成分で細粒タイプもあります。
ほんのり甘みがある整腸剤です。
腸内フローラと大腸のバリア機能を改善することで、日ごろの便通を整えます。
便秘や軟便にも、日ごろのおなかのケアにも使えます。
のみやすい、やや甘みのある小粒の錠剤です。
医薬品の整腸薬
3つの生菌(納豆菌・乳酸菌・ビフィズス菌)と薬効成分が腸内環境を改善し、大腸の状態を正常に近づけてくれます。
特長1 3つの⽣菌が腸内環境を改善する
特長2 3つの作用を中心に弱った胃の働きを高め、大腸への負担を軽減します
特長3 腸内のガスが排出され、おなかのハリが改善されます
特徴1 乳酸菌のはたらきで刺激に強い腸に
特徴2 腸の動きを正常化し敏感なおなかに効く
特徴3 弱いお腹を改善したい方、ストレスや飲酒などでお腹がゆるくなる方、お腹のハリが気になる方におススメです
酔い止め薬
長時間の移動に(1日1回タイプ)
● 5種類の有効成分を配合。1日1回1カプセルで効く持続性製剤です。
● 食前・食後にかかわらず服用できます。酔ってからでも効きます。
● 胃にも直接はたらきかけ、吐き気を予防・緩和します。
● 乗物酔いの予防には乗車船の30分前に服用してください。
◆車やバスをはじめ、飛行機、揺れの大きい船、テーマパークのアトラクションに乗る方にもおすすめです。
◆1日1回の服用で効果があります。
◆気分が悪くなってから服用しても効果があります。
短時間の移動に(1日2~3回タイプ)
トラベルミンは、乗りもの酔い症状の予防及び緩和に有効な、大人用の乗りもの酔い薬です。
酔う心配がある場合、乗る30分前の服用により、乗りもの酔い症状が予防できます。
また、酔ってしまった時でも、服用によって乗りもの酔い症状である「めまい」「吐き気」「頭痛」を改善し、旅行を楽しむことができます。
小児が服用できる
トラベルミン ファミリーは、乗りもの酔い症状の予防及び緩和に有効な乗りもの酔い薬です。
トラベルミン ファミリーは、ラムネのようにフワッと溶ける速崩タイプなので、旅行中のバスや電車などの移動中でも水なしで服用できます。
また、酔ってからでも効く成分を配合しているので、旅行を楽しんでいただけます。
トラベルミン ファミリーひとつで、5才以上のお子様から大人の方まで服用いただけます。
●小さなボトルに入った20mLのドリンクタイプです。
●11才のお子さまから大人まで服用いただけます。
●飲みやすいグレープフルーツ風味です。
トラベルミン・ジュニアは、乗りもの酔い症状の予防及び緩和に有効な、子供用の乗りもの酔い薬です。
酔う心配がある場合、乗る30分前の服用により、乗りもの酔い症状が予防できます。
また、酔ってしまった時でも、服用によって乗りもの酔い症状である「めまい」「吐き気」「頭痛」を改善し、旅行を楽しむことができます。
眠気が少ないタイプ
トラベルミンRは、眠気が比較的少なく、酔ってからでも効く成分を配合しています。
バスや電車などで移動する間でも旅行を楽しんでいただけます。
トラベルミンRは、11才以上のお子様から大人の方まで服用いただけます。
水なしで飲めるタイプ
7才のお子様から大人まで服用できます。
水のいらないソフトチュアブル錠で、口の中でサッと溶けます。
爽やかラムネ味。
お子様が服用しやすいドロップタイプなので、出発前のあわただしいときや気分が悪くなったときでも、その場ですぐに服用できます。
肩こり・腰痛・筋肉痛の薬
15歳以上から使用できるタイプ
動いてもはがれにくいボルタレン
ボルタレンが誇る3つの作用が、痛みへしっかりアプローチします。
1.鎮痛力
有効成分ジクロフェナクが痛みと炎症のもとに働きます。
2.浸透力
独自の製剤技術により有効成分が痛みのもとへすばやく浸透します。
3.持続力
テープタイプは1日1回で効くので、貼り替える必要がありません。
・効きめ成分ジクロフェナクナトリウムを2.0%配合した、経皮鎮痛消炎テープ剤。
・l-メントール3.5%配合で効果感がアップしました。
・肩や首・腰・関節・筋肉などのつらい痛みに優れた効きめをあらわします。
・微香性なので、就寝時や人前でも気になりません。
・全方向伸縮で、肌にピッタリフィットします。
・保存に便利なチャック付きです。
ファミリータイプ
●超薄型(約0.9mm)で衣類にからみつきにくく、しかも膏体がスミまでついているため、肌に密着してはがれにくいシップ剤です。
温感タイプ
※ノナン酸バニリルアミド
すぐれた鎮痛消炎効果を持つ[ロキソプロフェンナトリウム水和物]を配合。
●さらに温感成分※を追加配合。心地よい温感作用で患部の血行を促進し、痛みをやわらげます。
●1日1回使用。貼り心地がよく、すぐれた伸縮性ではがれにくく、貼りなおしやすい。
※ノナン酸バニリルアミド
関節痛などの慢性的な痛みに
高い付着性とやさしい貼り心地を実現!
肩・膝などの患部におすすめ!
大判は、腰などの大きな患部におすすめ!
それぞれの症状に合ったセルフケアを理解しよう!
かぜは予防が大切
かぜの場合、くすりは対症療法にすぎないので、日ごろからかぜを引きにくくするには、かぜの原因となるウイルスに感染しないよう、衛生面に注意することが重要な予防策です。また、適度な運動やバランスのよい食事で抵抗力(免疫力)を養い、「かぜを引きにくい健康な体づくり」を心がけることも大切です。
手洗い・うがい
電車のつり革や手すり、家具などに付着したウイルスを触った手を介して感染することもあるため、手洗いは大切です。手洗いやうがいをしっかりして予防しましょう。
空気の乾燥を防ぐ
空気が乾燥すると、鼻やのどの粘膜が乾燥して体の防御機能が低下し、ウイルスに感染しやすくなります。冬場は室内の湿度を適度に保って、感染しにくい環境を整えましょう。
栄養バランスのよい食事と適度な運動
ビタミンやアミノ酸など栄養バランスのよい食事や無理のない範囲での適度な運動、睡眠をしっかりとるなど、規則正しい生活をすることが大切です。
胃症状には規則正しい生活と食事を心がけよう
胃腸症状は生活習慣やストレス、暴飲暴食や過量飲酒など心がけることで予防することができます。加齢により胃腸機能の低下からくる胃症状もありますが、規則正しい生活と食事に気をつけることで症状を悪化させないケアを行いましょう。
胃に負担をかけない食事を
暴飲暴食や過量飲酒はもちろんですが、脂っこいものや刺激のあるものは食事量を少なめにしましょう。食べ物を消化する際に胃の負担となります。また食事の量は腹八分目とし、ゆっくりとよく噛んで食べるとよいでしょう。
食事の時間帯に気をつけよう
食事は基本的に三食とし、夜遅い時間の食事には特に気をつけましょう。胃は睡眠中に休めるのが基本です。夜遅くに食事することで、消化しきる前に睡眠することで翌朝の胃もたれにつながったり、体自体が十分な休息をとれなかったりします。
適度な運動・ストレッチやマッサージ
日常的に適度に運動を行ったり、ストレッチを行ったりすることで胃の動きを活発にすることができます。運動やストレッチをする時間がない方は胃のあたりを時計回りにさすって、マッサージするだけでもよいでしょう。
軟便や下痢は悪化させないように
下痢や軟便のときには多くの水分を失ったり、胃腸の不調から消化不良だったりと目に見えないところへの影響もあります。早期回復や症状を悪化させないためのセルフケアを覚えておくとよいでしょう。また症状を繰り返す方や普段からお腹が弱い方は日頃のセルフケアも重要です。
こまめな水分補給を
特に下痢の時は体外に排出される水分の量が普段よりも多くなり、脱水症状や栄養失調などになる可能性もあります。また水分だけではなく、電解質も失われるため、経口補水液やスポーツドリンクなどでこまめに水分補給を心がけましょう。冷えているものは症状の悪化につながりやすいため、常温のものを飲まれるとよいでしょう。
胃腸の消化を考えた食事を
下痢や軟便のときは胃腸が弱っていますので、胃腸に負担の少ない、消化のよい食べ物を摂りましょう。味の濃いものや辛いなどの刺激があるもの、油の多いものや生ものなどは避けるとよいでしょう。おかゆや野菜スープ、りんごなどは比較的胃腸への負担が少ないでしょう。
普段から腸内環境(腸内フローラ)を整えることも大切
規則正しい生活やバランスのよい食事など普段から腸内環境(腸内フローラ)を整えておくこと下痢や軟便にならないためのケアを心がけることも大切です。またお腹が弱く、下痢や軟便になりやすい方は日頃から整腸剤を摂ることも選択肢の1つです。整腸剤は長く飲み続けることで効かなくなるものではないため、習慣的に飲み続けるとよいでしょう。
乗り物に酔いにくくなる対策を
乗り物酔いはその日の体調や不安、緊張などの気持ちも影響します。薬以外の対処法もして多くとよいでしょう。
乗り物に乗る前(移動前)
日々の規則正しい生活や前日には十分な休息・睡眠を行っておきましょう。また食事は1時間前までに軽く摂っておくとよいでしょう。空腹や食べすぎには注意しましょう。
移動中
以下のようなことに気を付けるとよいでしょう。
- 進行方向を向いた席に座る
- 読書やスマホ操作、ゲームなどは控える
- 近くではなく、地平線や水平線など遠くを見る
- 十分な換気を行う
また音楽を聴いたりして気を紛らわしたり、移動中は寝たりするのもよいでしょう。それでも乗り物酔いの症状が出るようなら、衣服のボタンやベルトを緩めたり、移動を中断したり、休憩をとることをおすすめします。