【比較表あり】ベトネベートクリームSとN軟膏ASの違いは?2種類の成分と効能・効果を比較
ベトネベート(製造販売元:グラクソ・スミスクライン、販売元:第一三共ヘルスケア)には、ベトネベートN軟膏ASとベトネベートクリームSの2種類があり、配合されている成分や効能・効果が異なります。
本記事では、キュアベルに掲載している2種類の成分や違いを、各製品の添付文書をもとに表で比較しています。
パッケージや商品名だけで選ばず、成分の違いを知ったうえで、自分の状況に合った商品を選んでください。
※本記事はキュアベル編集部が、各製品の添付文書をもとに作成しています。
※このページはプロモーションが含まれます。
※掲載商品は2026年10月時点の情報です。
※掲載商品はいずれも指定第2類医薬品です。お使いの際は、製品の「使用上の注意」をよく読んで正しくお使いください。
選び方① 効能・効果で選ぶ
2製品とも、ベタメタゾン吉草酸エステルを100g中0.12g配合しています(添付文書の「製品の特徴」欄では「ステロイド成分」と記載)。
違いは、フラジオマイシン硫酸塩(同欄では「抗生物質」と記載)を配合しているかどうかと、効能・効果です。N軟膏ASはフラジオマイシン硫酸塩を100g中0.35g(力価)配合しており、クリームSには配合されていません。
化膿を伴う湿疹・皮膚炎などに使いたい場合
ベトネベートN軟膏ASの効能・効果は「化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん」と「化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)」です。
効能・効果に化膿を伴う症状やとびひ・めんちょう・毛のう炎が含まれる塗り薬を探している場合には、N軟膏ASを選択するとよいでしょう。
添付文書の「してはいけないこと」には、「本剤又は本剤の成分、抗生物質によりアレルギー症状を起こしたことがある人」は使用しないよう記載されています。
効能・効果に化膿を伴う症状を含むベトネベート
効能・効果に「かゆみ」を含むクリームを選びたい場合
ベトネベートクリームSの効能・効果は「しっしん、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん」です。本記事の2製品で、効能・効果に「かゆみ」が含まれるのはクリームSです。
添付文書の「してはいけないこと」には、「化膿している患部」には使用しないよう記載されています。
効能・効果に「かゆみ」を含む塗り薬を探している場合や、抗生物質を配合していないクリームを選びたい場合には、クリームSを選択するとよいでしょう。
抗生物質を配合していないベトネベート
<ベトネベートシリーズ比較表>
| ベトネベートN軟膏AS | ベトネベートクリームS | |
|---|---|---|
| 区分 | 指定第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 |
| 薬効分類 | 化膿性疾患用薬 | 鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む) |
| 剤形 | 軟膏(塗布剤) | クリーム(塗布剤) |
| 内容量 | 5g/10g | 5g/10g |
| 有効成分(100g中) | ベタメタゾン吉草酸エステル0.12g、フラジオマイシン硫酸塩0.35g(力価) | ベタメタゾン吉草酸エステル0.12g |
| 添加物 | 流動パラフィン、ワセリン | セトステアリルアルコール、ワセリン、流動パラフィン、クロロクレゾール、セトマクロゴール、pH調節剤 |
| 効能・効果 | 化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん 化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎) | しっしん、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん |
| 用法・用量 | 1日1〜数回、適量を患部に塗布 | 1日1〜数回、適量を患部に塗布 |
| 使用しない人 | 本剤又は本剤の成分、抗生物質によりアレルギー症状を起こしたことがある人 | 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人 |
| 使用しない部位 | 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等 目の周囲、粘膜等 | 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等又は化膿している患部 目の周囲、粘膜等 |
| 顔面 | 広範囲に使用しない | 広範囲に使用しない |
| 長期連用 | しないこと | しないこと |
| 妊婦 | 使用前に相談 | 使用前に相談 |
| 授乳中の人 | 記載なし※ | 記載なし※ |
| 症状がよくならない場合に相談する目安 | 5〜6日間 | 5〜6日間 |
※表は横にスクロールできます。
※「記載なし」は、各製品の添付文書の「してはいけないこと」「相談すること」に該当項目の記載がないことを示すもので、使用が推奨されることを意味するものではありません。授乳中の方も、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
※剤形の「軟膏」「クリーム」は販売名によります(添付文書の剤形は2製品とも「塗布剤」)。内容量はキュアベルの掲載情報によります。
ベトネベートシリーズの特徴
比較表で紹介した2商品について、詳しく解説します。
1.ベトネベートN軟膏AS

●ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
●抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しています。
●患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適しています。
【特徴】
●指定第2類医薬品の軟膏(薬効分類:化膿性疾患用薬)
●ベタメタゾン吉草酸エステル0.12gとフラジオマイシン硫酸塩0.35g(力価)を配合(100g中)
●効能・効果は「化膿を伴う次の諸症:湿疹、皮膚炎、あせも、かぶれ、しもやけ、虫さされ、じんましん」「化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)」
●添加物は流動パラフィン、ワセリン
【こんな時におすすめ】
●効能・効果にとびひ・めんちょう・毛のう炎が含まれる塗り薬を探している
●化膿を伴う湿疹・皮膚炎、虫さされなどに使う塗り薬を探している
※「本剤又は本剤の成分、抗生物質によりアレルギー症状を起こしたことがある人」は使用しないでください。「深い傷やひどいやけどの人」は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談するよう記載されています。
2.ベトネベートクリームS

1.ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
2.のびがよく、ベタつかない使い心地のよいクリーム剤です。
【特徴】
●指定第2類医薬品のクリーム(薬効分類:鎮痛・鎮痒・収れん・消炎薬(パップ剤を含む))
●有効成分はベタメタゾン吉草酸エステル0.12g(100g中)。フラジオマイシン硫酸塩(抗生物質)は配合されていません
●効能・効果は「しっしん、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん」
●添加物はセトステアリルアルコール、ワセリン、流動パラフィン、クロロクレゾール、セトマクロゴール、pH調節剤
【こんな時におすすめ】
●効能・効果に「かゆみ」が含まれる塗り薬を探している
●抗生物質を配合していないステロイド成分の塗り薬を選びたい
※添付文書の「してはいけないこと」に、「水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等又は化膿している患部」には使用しないよう記載されています。
2製品に共通する使用上の注意
N軟膏ASとクリームSの添付文書には、次の注意が共通して記載されています。
- 効能・効果に記載以外の症状では使用しない
- 水痘(水ぼうそう)、みずむし・たむし等の部位には使用しない
- 目の周囲、粘膜等には使用しない
- 顔面には、広範囲に使用しない
- 長期連用しない
- 5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談する
- 使用部位をラップフィルム等の通気性の悪いもので覆わない
- 化粧下、ひげそり後などに使用しない
- 外用にのみ使用する。小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させる
ベトネベート内のおすすめ(商品選択のポイントは?)
1.とびひ・めんちょう・毛のう炎に使う塗り薬を探しているとき
どれが効果が良いとは一概に言えませんが、ベトネベートN軟膏ASがおすすめ候補のひとつです。
本記事の2製品で、効能・効果に「化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)」と「化膿を伴う次の諸症」が含まれるのはN軟膏ASです。クリームSは、化膿している患部には使用しないよう添付文書に記載されています。N軟膏ASの添付文書には、抗生物質によりアレルギー症状を起こしたことがある人は使用しないよう記載されています。

●ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
●抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しています。
●患部を保護する油性基剤なので、ジュクジュクした患部に適しています。
2.抗生物質を配合していないステロイド成分の塗り薬を探しているとき
どれが効果が良いとは一概に言えませんが、ベトネベートクリームSがおすすめ候補のひとつです。
クリームSの有効成分はベタメタゾン吉草酸エステルだけで、フラジオマイシン硫酸塩(抗生物質)は配合されていません。効能・効果は「しっしん、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん」です。

1.ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
2.のびがよく、ベタつかない使い心地のよいクリーム剤です。
ベトネベートの選び方Q&A
一番効き目のよいベトネベートは?
個々の商品の比較データはなく、主な症状によっても変わるため、一概にお答えすることができません。まずは選び方①を参考に、使いたい症状が効能・効果に含まれているかを確認しましょう。
化膿を伴う湿疹・皮膚炎などや、とびひ・めんちょう・毛のう炎に使う場合は、効能・効果にそれらが含まれるN軟膏ASから選べます。かゆみに使う場合は、効能・効果に「かゆみ」が含まれるクリームSから選べます(クリームSは、化膿している患部には使用しないよう記載されています)。なお、ベタメタゾン吉草酸エステルの分量は2製品とも100g中0.12gです。
ベトネベートクリームSとN軟膏ASの違いは?軟膏とクリームで何が違う?
違いは次のとおりです。
・有効成分:2製品ともベタメタゾン吉草酸エステル0.12g(100g中)を配合し、N軟膏ASにはフラジオマイシン硫酸塩0.35g(力価)も配合されています
・効能・効果:N軟膏ASは「化膿を伴う次の諸症」と「化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)」、クリームSは「しっしん、皮膚炎、あせも、かぶれ、かゆみ、しもやけ、虫さされ、じんましん」
・使用しない部位:クリームSは「化膿している患部」にも使用しない
・使用しない人:N軟膏ASは「抗生物質によりアレルギー症状を起こしたことがある人」も使用しない
・添加物:N軟膏ASは流動パラフィン、ワセリン。クリームSはセトステアリルアルコール、ワセリン、流動パラフィン、クロロクレゾール、セトマクロゴール、pH調節剤
用法・用量はどちらも「1日1〜数回、適量を患部に塗布」です。
ベトネベートは何日まで使える?長く使っても大丈夫?
2製品とも添付文書の「してはいけないこと」に「長期連用しないで下さい。」と記載されています。また、5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談するよう記載されています。
使用後に、みずむし・たむし等の白癬、にきび、化膿症状、持続的な刺激感が患部にあらわれた場合も、直ちに使用を中止して相談してください。
ベトネベートは子どもにも使える?何歳から?
2製品とも、用法・用量に年齢による区分はありません。添付文書には「小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させて下さい。」と記載されています。また、水痘(水ぼうそう)には使用しないよう記載されています。
子どもに使う場合は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
妊娠中や授乳中に使える?
2製品とも、添付文書の「相談すること」に「妊婦又は妊娠していると思われる人」は使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談するよう記載されています。授乳中の人についての記載はありませんが、これは使用が推奨されることを意味するものではありません。妊娠中・授乳中の方は、使用前に相談してください。
どれがコスパいいの?
価格は販売店や時期によって変わるため、キュアベルの各商品ページで確認してください。キュアベルの各商品ページでは、メーカー希望小売価格だけでなく、主要ECサイトの販売価格も比較できます。用法・用量は2製品とも「1日1〜数回、適量を患部に塗布」で(比較表の「用法・用量」の行)、同じ価格でも何日分になるかは塗る回数や使う範囲などによって変わるので、1回あたりの費用で比べてみてください。なお、2製品とも長期連用はしないよう記載されています。

1.ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド成分)が、湿疹、かぶれ等の皮膚の炎症にすぐれた効き目を発揮します。
2.のびがよく、ベタつかない使い心地のよいクリーム剤です。
ベトネベートシリーズって何種類くらいあるの?
キュアベルには、ベトネベートN軟膏ASとベトネベートクリームSの2種類(いずれも指定第2類医薬品)が掲載されています(2026年10月時点)。2製品の違いは、選び方①と比較表で確認できます。
こんな症状は受診を
添付文書では、次のような場合に使用を中止したり、医師、薬剤師または登録販売者に相談したりするよう記載されています。症状が重いときや続くときは、医療機関を受診しましょう。
- 5〜6日間使用しても症状がよくならない
- 使用後に、皮膚に発疹・発赤、かゆみがあらわれた(N軟膏ASの添付文書には、はれ、水疱も記載)
- 使用後に、患部にみずむし・たむし等の白癬、にきび、化膿症状、持続的な刺激感があらわれた
- 患部が広範囲、または湿潤やただれがひどい(使用前に相談)
- 深い傷やひどいやけど(N軟膏ASの添付文書で、使用前に相談する人として記載)
- 医師の治療を受けている、または薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある(使用前に相談)
- 目に入って症状が重い(すぐに水またはぬるま湯で洗い、眼科医の診療を受ける)
他のシリーズと比べたい方へ
湿疹・かぶれ・あせもなどの皮膚症状の薬の選び方全体は湿疹、かぶれ、あせもなどの皮膚症状におすすめの市販薬、虫さされの薬の選び方は虫さされにおすすめの市販薬で解説しています。
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まとめ
ベトネベートの2製品は、どちらもベタメタゾン吉草酸エステルを100g中0.12g配合しています。N軟膏ASはフラジオマイシン硫酸塩も配合し、効能・効果は化膿を伴う湿疹・皮膚炎などと化膿性皮膚疾患(とびひ、めんちょう、毛のう炎)です。クリームSはフラジオマイシン硫酸塩を配合しておらず、化膿している患部には使用しないよう記載されています。
2製品とも長期連用はせず、5〜6日間使用しても症状がよくならない場合は使用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。迷ったときも、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。
キュアベルで商品情報を確認する
薬の検索サイト「キュアベル」では、価格や成分、効能・効果などの商品情報を確認できます。気になった薬を選んで自分だけの比較表を作ることもできるため、ドラッグストアや薬局に行く前の事前リサーチにも役立ちます。
▶ ベトネベートN軟膏ASの商品情報をキュアベルで見る
▶ ベトネベートクリームSの商品情報をキュアベルで見る
<参考文献>
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