【比較表あり】大正胃腸薬は結局どれがいい?全8種類の違いを成分で比較|Kと大正漢方胃腸薬の違いも
大正胃腸薬・大正漢方胃腸薬(大正製薬)には、散剤・錠剤・カプセル・内服液など多くの種類があり、製品ごとに成分や服用できる年齢が異なります。
本記事では、キュアベルに掲載している大正胃腸薬5種類と大正漢方胃腸薬3種類、合わせて8種類の成分や違いを、各製品の添付文書をもとに表で比較しています。
パッケージや商品名だけで選ばず、成分の違いを知ったうえで、自分の状況に合った商品を選んでください。
※本記事はキュアベル編集部が、各製品の添付文書をもとに作成しています。
※このページはプロモーションが含まれます。
※掲載商品は2026年10月時点の情報です。
※掲載商品はいずれも第2類医薬品です。お使いの際は、製品の「使用上の注意」をよく読んで正しくお使いください。
選び方① 効能・効果と配合成分で選ぶ
8種類の効能・効果と配合成分は、大きく3つに分かれます。まずは使いたい症状が効能・効果に含まれているかを確認しましょう。
効能・効果に「さしこみ(腹部疝痛)」を含む製品を探している場合
大正胃腸薬Pの効能・効果は「胃痛、腹痛、さしこみ(腹部疝痛)」です。成分はチキジウム臭化物(1カプセル中5mg)の1種類です。本記事で比較している8種類のうち、効能・効果に「さしこみ(腹部疝痛)」を含むのは大正胃腸薬Pです。胃痛と腹痛は、大正胃腸薬K(散・錠剤)と大正漢方胃腸薬(散・錠剤)の効能・効果にも含まれます(胃痛は大正胃腸薬G・バランサーにも含まれます)。
効能・効果に「さしこみ(腹部疝痛)」を含む胃腸薬を探している場合には、大正胃腸薬Pを選択するとよいでしょう。15才以上が対象で、服用後は乗物または機械類の運転操作をしないでください。
効能・効果にさしこみ(腹部疝痛)を含む大正胃腸薬
飲みすぎや二日酔・悪酔のむかつきも効能・効果に含む製品を探している場合
大正胃腸薬G、大正胃腸薬バランサー、大正漢方胃腸薬〈内服液〉の3製品は、効能・効果に「飲みすぎ(飲み過ぎ)」と「二日酔・悪酔のむかつき」を含みます。3製品とも、胸やけ、胸つかえ、嘔吐なども含まれます。
飲みすぎたときや、二日酔・悪酔のむかつきにも使える胃腸薬を探している場合には、この3製品から選択するとよいでしょう。配合成分は製品ごとに異なります(比較表を参照)。
効能・効果に飲みすぎ・二日酔・悪酔のむかつきを含む製品
・大正胃腸薬G
・大正胃腸薬バランサー
・大正漢方胃腸薬〈内服液〉
安中散と芍薬甘草湯エキスを配合した製品を探している場合
大正胃腸薬K(散・錠剤)と大正漢方胃腸薬(散・錠剤)は、どちらも安中散700mgと芍薬甘草湯エキスを配合しています(15才以上の1回量中)。芍薬甘草湯エキスの分量は、大正胃腸薬Kが170mg、大正漢方胃腸薬が140mgです。
効能・効果には、どちらも胃痛、胃のもたれ、胃炎、胃部不快感、食欲不振、げっぷ、腹痛、胸やけ、はきけ、胃酸過多、腹部膨満感が含まれます。大正漢方胃腸薬の効能・効果には「胸つかえ」も含まれます。
安中散と芍薬甘草湯エキスを配合した胃腸薬を探している場合には、この2つのシリーズから選択するとよいでしょう。大正胃腸薬Kと大正漢方胃腸薬の違いは、Q&Aでまとめています。
安中散と芍薬甘草湯エキスを配合した製品
選び方② 剤形と服用できる年齢で選ぶ
剤形と服用できる年齢、服用するタイミングは製品ごとに異なります。本記事で比較している8種類のうち、3才から服用できるのは大正胃腸薬バランサー、5才から服用できるのは大正胃腸薬K(散・錠剤)と大正漢方胃腸薬(散・錠剤)で、そのほかの3製品は15才以上が対象です。
| 剤形 | 服用できる年齢 | 服用するタイミング | |
|---|---|---|---|
| 大正胃腸薬バランサー | 散剤(分包) | 3才以上 | 食間または食後 |
| 大正胃腸薬K 大正漢方胃腸薬 | 散剤(分包) | 5才以上 | 食前または食間 |
| 大正胃腸薬K〈錠剤〉 大正漢方胃腸薬〈錠剤〉 | 錠剤 | 5才以上 | 食前または食間 |
| 大正漢方胃腸薬〈内服液〉 | 液剤(1本30mL) | 15才以上 | 食前または食間 |
| 大正胃腸薬G | 散剤(分包) | 15才以上 | 食間または就寝前 |
| 大正胃腸薬P | カプセル | 15才以上 | 1日3回まで(服用間隔は5時間以上) |
※表は横にスクロールできます。
※食間とは、食事の後2〜3時間を目安にした時間です。小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
<大正胃腸薬・大正漢方胃腸薬比較表>
| 大正胃腸薬K(散・錠剤) | 大正漢方胃腸薬(散・錠剤) | 大正漢方胃腸薬〈内服液〉 | 大正胃腸薬G | バランサー | 大正胃腸薬P | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 区分 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 | 第2類医薬品 |
| 剤形 | 散剤/錠剤 | 散剤/錠剤 | 液剤 | 散剤 | 散剤 | カプセル |
| 服用できる年齢 | 5才以上 | 5才以上 | 15才以上 | 15才以上 | 3才以上 | 15才以上 |
| 15才以上の1回量 | 1包(散)/4錠 | 1包(散)/4錠 | 1本(30mL) | 1包 | 1包 | 1カプセル |
| 1日の服用回数 | 3回(食前または食間) | 3回(食前または食間) | 3回(食前または食間) | 3回(食間または就寝前) | 3回(食間または食後) | 3回まで(服用間隔は5時間以上) |
| 成分・分量(15才以上の1回量中) | 安中散700mg(ケイヒ200mg、エンゴサク150mg、ボレイ150mg、ウイキョウ75mg、シュクシャ50mg、カンゾウ50mg、リョウキョウ25mg)、芍薬甘草湯エキス170mg(シャクヤク340mg、カンゾウ340mg) | 安中散700mg(ケイヒ200mg、エンゴサク・ボレイ各150mg、ウイキョウ75mg、シュクシャ・カンゾウ各50mg、リョウキョウ25mg)、芍薬甘草湯エキス140mg(シャクヤク・カンゾウ各280mg) | 五苓散料水製乾燥エキス0.3g(タクシャ0.833g、ブクリョウ・チョレイ・ビャクジュツ各0.750g、ケイヒ0.500g)、黄連解毒湯水製乾燥エキス0.3g(オウレン・オウバク・サンシシ各0.333g、オウゴン0.500g) | 炭酸水素ナトリウム200mg、ケイ酸アルミン酸マグネシウム300mg、ロートエキス3倍散30mg(ロートエキスとして10mg)、ソファルコン100mg | ビオヂアスターゼ2000 30mg、プロザイム6 6.7mg、リパーゼAP6 30mg、ケイヒ末133.3mg、ショウキョウ末15mg、ソウジュツ末15mg、コウボク末15mg、チンピ末15mg、合成ヒドロタルサイト300mg、炭酸水素ナトリウム150mg | チキジウム臭化物5mg |
| 効能・効果 | 胃痛、胃のもたれ、胃炎、胃部不快感、食欲不振、げっぷ、腹痛、胸やけ、はきけ、胃酸過多、腹部膨満感 | 胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、食欲不振、腹部膨満感、胸つかえ、胸やけ、胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心) | 飲みすぎ、はきけ(二日酔・悪酔のむかつき、むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、食欲不振、消化不良、胃部・腹部膨満感、胃弱、食べすぎ、胸やけ、もたれ、胸つかえ、嘔吐 | 胸やけ、胃痛、胃酸過多、胃部不快感、はきけ(胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気)、飲みすぎ、胃部膨満感、胃もたれ、胃重、胸つかえ、げっぷ、嘔吐 | 食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃もたれ、消化不良、消化促進、胸やけ、胃痛、胃酸過多、胃部不快感、げっぷ、胃部・腹部膨満感、胃重、吐き気(胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、胸つかえ、嘔吐、食欲不振(食欲減退)、胃弱 | 胃痛、腹痛、さしこみ(腹部疝痛) |
| 服用後の乗物・機械類の運転操作 | 記載なし※ | 記載なし※ | 記載なし※ | 目のかすみ、異常なまぶしさ等があらわれることがあるので注意 | 記載なし※ | しないこと |
| 妊婦または妊娠していると思われる人 | 記載なし※ | 記載なし※ | 記載なし※ | 服用前に相談 | 記載なし※ | 服用前に相談 |
| 授乳中の人 | 記載なし※ | 記載なし※ | 記載なし※ | 服用しないか、服用する場合は授乳を避ける | 記載なし※ | 服用前に相談 |
| 服用前に相談する人(医師の治療を受けている人以外) | 高齢者、むくみのある人、高血圧・腎臓病・心臓病の診断を受けた人 | 記載なし※ | 記載なし※ | 妊婦、高齢者、アレルギー歴のある人、排尿困難のある人、腎臓病・心臓病・緑内障の診断を受けた人、他の薬剤を服用している人 | アレルギー歴のある人、腎臓病の診断を受けた人 | 他の医薬品を使用している人、妊婦、授乳中の人、高齢者・体の弱っている人、アレルギー歴のある人、排尿困難のある人 |
| 長期連用 | 長期連用する場合は相談 | 記載なし※ | 長期連用する場合は相談 | しないこと | しないこと | 症状の改善がみられても服用期間が1週間を超える場合は相談 |
| 症状がよくならない場合に相談する目安 | 1ヵ月位 | 1ヵ月位 | 1ヵ月位 | 2週間位 | 2週間位 | 5〜6回服用 |
※表は横にスクロールできます。
※「記載なし」は、各製品の添付文書の「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」に該当項目の記載がないことを示すもので、服用が推奨されることを意味するものではありません。妊娠中・授乳中の方、高齢の方、持病のある方は、どの製品でも服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
※散剤と錠剤は、大正胃腸薬Kの1包と4錠、大正漢方胃腸薬の1包と4錠で、それぞれ成分・分量が同じです。
※大正胃腸薬K(散剤・錠剤)と大正漢方胃腸薬(散剤・錠剤)の添付文書には、生薬を用いた製剤のため製品により色が多少異なることがある旨が記載されています。
※大正漢方胃腸薬〈内服液〉の製造販売元はジェーピーエス製薬、大正胃腸薬バランサーの製造販売元はパナケイア製薬で、いずれも大正製薬が販売しています。
大正漢方胃腸薬の3種類(散・錠剤・内服液)は、キュアベルの大正漢方胃腸薬シリーズの一覧で比較できます。
大正胃腸薬・大正漢方胃腸薬の特徴
比較表で紹介した8商品について、詳しく解説します。散剤と錠剤で成分・分量が同じ製品は、まとめて紹介しています。
1.大正胃腸薬K(散・錠剤)

●大正胃腸薬Kは、胃の痛みをはじめ、もたれ、胃炎など現代人の胃腸症状に適した胃腸薬です。
●胃痛・胃酸過多・胃炎によく効く「安中散」に、鎮痛効果の高い「芍薬甘草湯」を1日量510mg配合。治療効果の高い処方です。

●大正胃腸薬Kの錠剤タイプです。
●「芍薬甘草湯」と「安中散」の2種類の処方で、胃の痛みや胃もたれ、胃炎をはじめとする胃腸の諸症状の改善に効果を発揮します。
●「安中散」の製造方法は凍結粉砕法を採用。精油成分を逃さず、製剤化しています。錠剤なので常備用にも便利です。
【特徴】
●安中散700mgと芍薬甘草湯エキス170mg(シャクヤク340mg、カンゾウ340mg)を配合(散1包1.2g中、錠剤は4錠中)
●散剤(分包)と錠剤があり、5才から服用可能(15才以上は1回1包または4錠、5〜14才は1回1/2包または2錠、1日3回)
●服用するタイミングは食前または食間
●効能・効果は「胃痛、胃のもたれ、胃炎、胃部不快感、食欲不振、げっぷ、腹痛、胸やけ、はきけ、胃酸過多、腹部膨満感」
【こんな時におすすめ】
●5才以上
●安中散と芍薬甘草湯エキスを配合した胃腸薬を選びたい(大正漢方胃腸薬も同じ組み合わせです)
●粉の薬(散剤)と錠剤から剤形を選びたい
※添付文書の「相談すること」には、医師の治療を受けている人のほか、高齢者、むくみのある人、高血圧・腎臓病・心臓病の診断を受けた人は服用前に相談するよう記載されています。また、まれに起こる重篤な症状として肝機能障害と偽アルドステロン症・ミオパチーが挙げられ、長期連用する場合は相談するよう記載されています。
2.大正漢方胃腸薬(散・錠剤)

●大正漢方胃腸薬は、安中散と芍薬甘草湯の組み合わせにより、ふだんから胃腸が弱く、不規則な食生活や夏バテなどが原因の不調や、食欲が出ないといった方に適した胃腸薬です。
●食事をおいしく楽しみたい方、疲れた胃の調子を改善したい方などの胃のもたれ・不快感、食欲不振等の胃腸症状を改善します。
●香り・風味の良い微粒タイプです。

●大正漢方胃腸薬〈錠剤〉は、安中散と芍薬甘草湯の組み合わせにより、ふだんから胃腸が弱く、不規則な食生活や夏バテなどが原因の不調や、食欲が出ないといった方に適した胃腸薬です。
●「安中散」が衰えた胃腸のはたらきを改善し、「芍薬甘草湯」が胃腸の筋肉の異常な緊張をやわらげ、胃痛や腹痛等をしずめます。
●服用しやすい小型の錠剤です。
【特徴】
●安中散700mgと芍薬甘草湯エキス140mg(シャクヤク・カンゾウ各280mg)を配合(散1包1.02g中、錠剤は4錠中)
●散剤(分包)と錠剤があり、5才から服用可能(15才以上は1回1包または4錠、5〜14才は1回1/2包または2錠、1日3回)
●服用するタイミングは食前または食間
●効能・効果は「胃のもたれ、胃部不快感、胃炎、胃痛、げっぷ、食欲不振、腹部膨満感、胸つかえ、胸やけ、胃酸過多、腹痛、はきけ(むかつき、悪心)」
【こんな時におすすめ】
●5才以上
●安中散と芍薬甘草湯エキスを配合した胃腸薬で、効能・効果に「胸つかえ」を含むものを選びたい
●粉の薬(散剤)と錠剤から剤形を選びたい
※錠剤は、使用期限内であっても開封後は6ヵ月以内に服用するよう添付文書に記載されています。散剤は、1包を分割した残りを服用する場合、袋の口を折り返して保管し、2日以内に服用してください。
3.大正漢方胃腸薬〈内服液〉

●「五苓散(ゴレイサン)」と「黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)」の2つの漢方が飲みすぎ、二日酔のむかつきに効果的に作用するドリンクタイプの胃腸薬です。「五苓散」が、飲みすぎにより胃腸にたまった水、アルコールの排泄をうながし、「黄連解毒湯」が、アルコール、ストレスなどであれた胃粘膜を修復します。
●開けやすい広口瓶で一気に服用できます。
●漢方の風味を生かした飲みやすい服用感です。
【特徴】
●五苓散料水製乾燥エキス0.3gと黄連解毒湯水製乾燥エキス0.3gを配合(1本30mL中)。大正漢方胃腸薬の散・錠剤とは配合されている処方が異なる
●効能・効果は「飲みすぎ、はきけ(二日酔・悪酔のむかつき、むかつき、胃のむかつき、嘔気、悪心)、食欲不振、消化不良、胃部・腹部膨満感、胃弱、食べすぎ、胸やけ、もたれ、胸つかえ、嘔吐」
●15才以上が対象で、1回1本を1日3回、食前または食間に服用
●1回1本の飲みきりで、封をあけたら飲みきる
【こんな時におすすめ】
●15才以上
●効能・効果に飲みすぎや二日酔・悪酔のむかつきを含む製品を探している
●1回1本飲みきりの液剤がよい
※生薬成分を含むため時間がたつと沈殿することがあり、添付文書には「よく振ってから服用してください」と記載されています。製造販売元はジェーピーエス製薬、販売元は大正製薬です。
4.大正胃腸薬G

●大正胃腸薬Gは、胃酸から胃を守りながら、胃酸をコントロールし、胸やけ、胃痛をスーっと和らげます。
●速効性と持続性の制酸剤が出過ぎた胃酸を中和します。
●ロートエキスが胃酸の分泌を抑制します。
●胃酸によって荒れた胃粘膜を修復・保護します。
【特徴】
●炭酸水素ナトリウム200mg、ケイ酸アルミン酸マグネシウム300mg、ロートエキス3倍散30mg(ロートエキスとして10mg)、ソファルコン100mgを配合(1包1.3g中)
●効能・効果は「胸やけ、胃痛、胃酸過多、胃部不快感、はきけ(胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気)、飲みすぎ、胃部膨満感、胃もたれ、胃重、胸つかえ、げっぷ、嘔吐」
●15才以上が対象で、1回1包を1日3回、食間または就寝前に服用
【こんな時におすすめ】
●15才以上
●効能・効果に飲みすぎや二日酔・悪酔のむかつきを含む製品を探している
●食間のほか、就寝前にも服用できる製品を選びたい
※添付文書の「してはいけないこと」には、透析療法を受けている人は服用しないこと、服用中は胃腸鎮痛鎮痙薬を服用しないこと、授乳中の人は服用しないか服用する場合は授乳を避けること、長期連用しないことが記載されています。本記事の製品では、大正胃腸薬Pの添付文書に「鎮痛鎮痙胃腸薬」と表示されています。また、目のかすみ、異常なまぶしさ等があらわれることがあるので、乗物または機械類の運転操作には注意してください。
5.大正胃腸薬バランサー

●大正胃腸薬バランサーは、3つの消化酵素が消化を助け、健胃生薬が胃の働きを改善して、胃の動きを活発にして、消化不良・胃もたれをスーっと改善します。
●胃酸を中和して消化酵素の働きをサポートします。
●3歳のお子様から服用が可能です。
【特徴】
●ビオヂアスターゼ2000、プロザイム6、リパーゼAP6、ケイヒ末、ショウキョウ末、ソウジュツ末、コウボク末、チンピ末、合成ヒドロタルサイト、炭酸水素ナトリウムの10成分を配合(1包1.2g中。分量は比較表を参照)
●効能・効果は「食べ過ぎ、飲み過ぎ、胃もたれ、消化不良、消化促進、胸やけ、胃痛、胃酸過多、胃部不快感、げっぷ、胃部・腹部膨満感、胃重、吐き気(胃のむかつき、二日酔・悪酔のむかつき、嘔気、悪心)、胸つかえ、嘔吐、食欲不振(食欲減退)、胃弱」
●3才から服用可能(15才以上は1回1包、11〜14才は2/3包、8〜10才は1/2包、5〜7才は1/3包、3〜4才は1/4包、1日3回)
●服用するタイミングは食間または食後
【こんな時におすすめ】
●年齢に応じた量で、3才以上の子どもから大人まで服用できる胃腸薬を探している(3才未満は服用できません)
●効能・効果に飲みすぎや二日酔・悪酔のむかつきを含む製品を探している
●食後に服用できる製品を選びたい
※添付文書の「してはいけないこと」には、透析療法を受けている人は服用しないこと、長期連用しないことが記載されています。製造販売元はパナケイア製薬、販売会社は大正製薬です。
6.大正胃腸薬P

●大正胃腸薬Pは、胃酸の分泌を抑制しつつ、胃腸の過剰な動きを抑えることで胃痛、腹痛に効きます。
●チキジウム臭化物が神経伝達物質(アセチルコリン)をブロックし、平滑筋収縮抑制と胃酸分泌抑制のダブル作用を発揮します。
●ストレスや緊張などによる胃痛や、突然のギューっとつかまれるような胃の痛みを鎮めます。
●服用しやすい小型のカプセル剤です。
【特徴】
●チキジウム臭化物5mgを配合(1カプセル中)
●効能・効果は「胃痛、腹痛、さしこみ(腹部疝痛)」
●15才以上が対象で、1回1カプセル、1日3回まで。服用間隔は5時間以上おく
【こんな時におすすめ】
●15才以上
●効能・効果に「さしこみ(腹部疝痛)」を含む製品を探している
●1回1カプセルの製品がよい
※添付文書の「してはいけないこと」には、次の内容が記載されています。
・本剤、本剤の成分または他の胃腸鎮痛鎮痙薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人、緑内障、前立腺肥大、心臓病、麻痺性イレウス(腸閉塞)、甲状腺機能亢進症、不整脈、潰瘍性大腸炎の診断を受けた人は服用しないこと
・服用中は、他の胃腸鎮痛鎮痙薬、ロートエキスを含有する他の胃腸薬、乗物酔い薬、抗ヒスタミン剤を含有する内服薬等(かぜ薬、鎮咳去痰薬、鼻炎用内服薬、アレルギー用薬等)を使用しないこと(本記事の製品では、大正胃腸薬Gがロートエキスを配合しています)
・服用後、乗物または機械類の運転操作をしないこと
また、服用により汗が出にくくなることがあるため、高温下での作業等をさけるよう記載されています。
商品による成分の違い
大正胃腸薬K(散・錠剤)と大正漢方胃腸薬(散・錠剤)は、安中散と芍薬甘草湯エキスを配合しています。大正漢方胃腸薬〈内服液〉は同じ「大正漢方胃腸薬」の名前ですが、五苓散料と黄連解毒湯のエキスを配合しています。
大正胃腸薬Gは炭酸水素ナトリウム・ケイ酸アルミン酸マグネシウム・ロートエキス・ソファルコンの4成分、大正胃腸薬バランサーはビオヂアスターゼ2000、プロザイム6、リパーゼAP6、生薬の末(ケイヒ末など5種)、合成ヒドロタルサイト、炭酸水素ナトリウムの10成分、大正胃腸薬Pはチキジウム臭化物の1成分です。
カンゾウは、大正胃腸薬Kと大正漢方胃腸薬の散・錠剤に配合されています(安中散と芍薬甘草湯の構成生薬)。
大正胃腸薬内のおすすめ(商品選択のポイントは?)
1.3〜4才の子どもにも使える胃腸薬を探しているとき
どれが効果が良いとは一概に言えませんが、大正胃腸薬バランサーがおすすめ候補のひとつです。
本記事で比較している8種類の中で、3才から服用できるのは大正胃腸薬バランサーです。3〜4才は1回1/4包、5〜7才は1回1/3包を1日3回、食間または食後に服用します。3才未満は服用できません。小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。

●大正胃腸薬バランサーは、3つの消化酵素が消化を助け、健胃生薬が胃の働きを改善して、胃の動きを活発にして、消化不良・胃もたれをスーっと改善します。
●胃酸を中和して消化酵素の働きをサポートします。
●3歳のお子様から服用が可能です。
2.錠剤の胃腸薬を探しているとき
どれが効果が良いとは一概に言えませんが、大正漢方胃腸薬〈錠剤〉がおすすめ候補のひとつです。
本記事で比較している8種類のうち、錠剤は大正漢方胃腸薬〈錠剤〉と大正胃腸薬K〈錠剤〉の2製品です。どちらも安中散と芍薬甘草湯エキスを配合し、15才以上は1回4錠、5〜14才は1回2錠を1日3回、食前または食間に服用します。成分・分量と「相談すること」の記載の違いは、比較表とQ&Aで確認してください。

●大正漢方胃腸薬〈錠剤〉は、安中散と芍薬甘草湯の組み合わせにより、ふだんから胃腸が弱く、不規則な食生活や夏バテなどが原因の不調や、食欲が出ないといった方に適した胃腸薬です。
●「安中散」が衰えた胃腸のはたらきを改善し、「芍薬甘草湯」が胃腸の筋肉の異常な緊張をやわらげ、胃痛や腹痛等をしずめます。
●服用しやすい小型の錠剤です。

●大正胃腸薬Kの錠剤タイプです。
●「芍薬甘草湯」と「安中散」の2種類の処方で、胃の痛みや胃もたれ、胃炎をはじめとする胃腸の諸症状の改善に効果を発揮します。
●「安中散」の製造方法は凍結粉砕法を採用。精油成分を逃さず、製剤化しています。錠剤なので常備用にも便利です。
大正胃腸薬の選び方Q&A
一番効き目のよい大正胃腸薬は?
個々の商品の比較データはなく、主な症状によっても変わるため、一概にお答えすることができません。まずは選び方①を参考に、使いたい症状が効能・効果に含まれている製品を選びましょう。
そのうえで、例として飲みすぎや二日酔・悪酔のむかつきにも使いたい場合には、大正胃腸薬G、大正胃腸薬バランサー、大正漢方胃腸薬〈内服液〉から選べます。各製品の成分は比較表で確認できます。
大正胃腸薬Kと大正漢方胃腸薬の違いは?
どちらも安中散700mgと芍薬甘草湯エキスを配合し、5才から服用でき、食前または食間に1日3回服用します。散剤と錠剤があることも同じです。違いは次のとおりです。
・芍薬甘草湯エキスの分量(15才以上の1回量中):大正胃腸薬Kは170mg(シャクヤク340mg、カンゾウ340mg)、大正漢方胃腸薬は140mg(シャクヤク・カンゾウ各280mg)
・散剤1包の重さ:大正胃腸薬Kは1.2g、大正漢方胃腸薬は1.02g
・効能・効果:大正漢方胃腸薬には「胸つかえ」が含まれ、はきけは「はきけ(むかつき、悪心)」と記載されています
・相談すること:大正胃腸薬Kには、高齢者、むくみのある人、高血圧・腎臓病・心臓病の診断を受けた人は服用前に相談すること、長期連用する場合は相談することが記載されています。重篤な症状として、肝機能障害に加えて偽アルドステロン症・ミオパチーが記載されています
記載の違いは、どちらかの製品の安全性が高いことを示すものではありません。高齢の方や、むくみ・高血圧などがある方は、どちらの製品でも服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
大正漢方胃腸薬の錠剤と顆粒(散剤)の違いは?
大正漢方胃腸薬の粉の製品は、添付文書の剤形では「散剤」です。散剤1包(1.02g)と錠剤4錠は、成分・分量、効能・効果、相談することの記載が同じです。違いは服用する形と添加物、保管上の注意です。
・1回量:15才以上は散剤1包または錠剤4錠、5〜14才は散剤1/2包または錠剤2錠
・保管:錠剤は開封後6ヵ月以内に服用し、ぬれた手等で触れた錠剤はびんに戻さないこと。散剤は1包を分割した残りを2日以内に服用すること
大正胃腸薬Kの散剤(1包1.2g)と錠剤(4錠)も、同じように成分・分量が同じです。
なお、大正漢方胃腸薬〈内服液〉は、散剤・錠剤とは配合されている処方が異なり、15才以上が対象です。
大正胃腸薬は子どもも飲める?何歳から?
製品によって異なります。3才から服用できるのは大正胃腸薬バランサー、5才からは大正胃腸薬K(散・錠剤)と大正漢方胃腸薬(散・錠剤)です。大正胃腸薬G、大正胃腸薬P、大正漢方胃腸薬〈内服液〉は15才未満は服用できません(選び方②の表も参考にしてください)。小児に服用させる場合には、保護者の指導監督のもとに服用させてください。
妊娠中や授乳中に服用できる?
添付文書では、大正胃腸薬Gと大正胃腸薬Pで「妊婦又は妊娠していると思われる人」が服用前に相談する対象として記載されています。授乳中の人については、大正胃腸薬Gは「本剤を服用しないか,本剤を服用する場合は授乳を避けてください」、大正胃腸薬Pは服用前に相談するよう記載されています。
そのほかの製品は妊婦・授乳中の人についての記載はありませんが、これは服用が推奨されることを意味するものではありません。妊娠中・授乳中の方は、どの製品でも服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
どれがコスパいいの?
価格は販売店や時期によって変わるため、キュアベルの各商品ページで確認してください。キュアベルの各商品ページでは、メーカー希望小売価格だけでなく、主要ECサイトの販売価格も比較できます。用法・用量は製品ごとに異なり(比較表の「15才以上の1回量」「1日の服用回数」の行)、同じ価格でも何日分になるかは用法・用量によって変わるので、1日あたりの費用で比べてみてください。

●大正漢方胃腸薬〈錠剤〉は、安中散と芍薬甘草湯の組み合わせにより、ふだんから胃腸が弱く、不規則な食生活や夏バテなどが原因の不調や、食欲が出ないといった方に適した胃腸薬です。
●「安中散」が衰えた胃腸のはたらきを改善し、「芍薬甘草湯」が胃腸の筋肉の異常な緊張をやわらげ、胃痛や腹痛等をしずめます。
●服用しやすい小型の錠剤です。
大正胃腸薬は何種類あるの?
キュアベルには、大正胃腸薬シリーズとして大正胃腸薬G、大正胃腸薬K、大正胃腸薬K〈錠剤〉、大正胃腸薬P、大正胃腸薬バランサーの5種類、大正漢方胃腸薬シリーズとして大正漢方胃腸薬、大正漢方胃腸薬〈錠剤〉、大正漢方胃腸薬〈内服液〉の3種類が掲載されています(2026年10月時点)。
大正漢方胃腸薬の3種類は大正漢方胃腸薬シリーズの一覧で確認できます。
こんな症状は受診を
添付文書では、次のような場合に服用を中止し、医師、薬剤師または登録販売者に相談するよう記載されています(重篤な症状は直ちに医師の診療を受けてください)。症状が重いときや続くときは、医療機関を受診しましょう。
- 大正胃腸薬K・大正漢方胃腸薬(散・錠剤・内服液)を1ヵ月位、大正胃腸薬G・バランサーを2週間位服用しても症状がよくならない
- 大正胃腸薬Pを服用後、数時間たっても激痛がおさまらない、または5〜6回服用しても症状がよくならない
- 服用後に、皮膚の発疹・発赤、かゆみがあらわれた
- 発熱、かゆみ、発疹、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)、褐色尿、全身のだるさ、食欲不振等があらわれた(肝機能障害。大正胃腸薬K、大正漢方胃腸薬〈散・錠剤〉、G、Pの添付文書に記載)
- 手足のだるさ、しびれ、つっぱり感やこわばりに加えて、脱力感、筋肉痛があらわれ、徐々に強くなる(偽アルドステロン症、ミオパチー。大正胃腸薬Kの添付文書に記載)
- 長期服用により、腹痛、下痢、便秘、腹部膨満等が繰り返しあらわれる(腸間膜静脈硬化症。大正漢方胃腸薬〈内服液〉の添付文書に記載)
- 服用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれた(ショック〔アナフィラキシー〕。大正胃腸薬Pの添付文書に記載)
- 口のかわき、便秘、下痢などの症状が続く、または強くなる(大正胃腸薬G・P・バランサーの添付文書に記載。対象の症状は製品により異なります)
他のシリーズと比べたい方へ
胃の不調のときの薬の選び方全体は、胃の不調におすすめの市販薬(胃腸薬)で解説しています。
- 太田胃散は結局どれがいい?全9種類の違いを成分で比較|太田胃散と太田胃散Aの違いも
- スクラートは結局どれがいい?全5種類の違いを成分で比較|スクラートとスクラートSの違いも
- ガスター10は結局どれがいい?全3種類の違いを成分で比較|S錠・散との違いも
- サクロンは結局どれがいい?全4種類の違いを成分で比較|サクロンQ・サクロンSとの違いも
- パンシロンは結局どれがいい?全7種類の違いを成分で比較|01プラスとGの違いも
まとめ
大正胃腸薬と大正漢方胃腸薬の8種類は、効能・効果、配合成分、剤形、服用できる年齢が異なります。効能・効果に「さしこみ(腹部疝痛)」を含むのは大正胃腸薬P、飲みすぎや二日酔・悪酔のむかつきも効能・効果に含むのは大正胃腸薬G・バランサー・大正漢方胃腸薬〈内服液〉、安中散と芍薬甘草湯エキスを配合しているのは大正胃腸薬Kと大正漢方胃腸薬(散・錠剤)です。年齢は、バランサーが3才から、Kと大正漢方胃腸薬(散・錠剤)が5才から、そのほかは15才以上です。
迷ったときは薬剤師または登録販売者に相談し、一定期間服用しても症状がよくならない場合や上記の症状がある場合は、服用を中止して医療機関を受診してください。
キュアベルで自分だけの比較表を作る
薬の検索サイト「キュアベル」を使えば、気になった薬を選んで自分だけの比較表を簡単に作ることができます。価格や成分、効能・効果などを横並びで見比べられるため、ドラッグストアや薬局に行く前の事前リサーチにも役立ちます。
比較表の作り方
1.上のボタンから、キュアベルの「大正胃腸薬」シリーズの一覧ページを開きます(大正漢方胃腸薬はこちらの一覧から開けます)。
2.比べたい商品の下にある「商品を比較する」を押します(2つ以上選べます)。
3.画面の下に表示される「商品を比較する」ボタンを押すと、選んだ商品の比較表が表示されます。
今回ご紹介した大正胃腸薬・大正漢方胃腸薬以外にも、たくさんの胃腸薬が登録されています。ぜひ自身の手で比較して、自分に合った商品を見つけてみましょう。
<参考文献>
- 大正漢方胃腸薬/大正漢方胃腸薬〈錠剤〉/大正漢方胃腸薬〈内服液〉 製品情報(大正製薬 公式サイト)
- 大正胃腸薬G 製品情報(大正製薬 製品カタログ)
- 大正胃腸薬バランサー 製品情報(同)
- 大正胃腸薬P 製品情報(同)
- 大正胃腸薬K 添付文書(PMDA、第6版)
- 大正胃腸薬K〈錠剤〉 添付文書(PMDA、第6版)
- 大正漢方胃腸薬 添付文書(PMDA、第5版)
- 大正漢方胃腸薬〈錠剤〉 添付文書(PMDA、第5版)
- 大正漢方胃腸薬〈内服液〉 添付文書(PMDA、第4版)
- 大正胃腸薬G 添付文書(PMDA、第2版)
- 大正胃腸薬バランサー 添付文書(PMDA、第1版)
- 大正胃腸薬P 添付文書(PMDA、第2版)
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