薬剤師が解説!おすすめのプラセンタサプリメント

更新日: 2025年01月14日

豊富な栄養素を含むとして、美容サプリメントのなかでも特に女性に注目されているプラセンタサプリメント。近年はドラッグストアなどでもよく販売されるようになり、身近な存在になってきました。しかし、価格帯の幅が広かったり、商品によって原料や配合成分が異なっていたりして、どれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、プラセンタサプリメントの基本的な知識と、おすすめのプラセンタサプリメントをご紹介します。必要な知識を身につけ、あなたにぴったり合うプラセンタサプリメントを選びましょう。

この記事の監修者
吉田 勝栄
薬剤師
大手ドラッグストアでOTC(市販薬)を中心としたヘルスケア製品の接客販売や、メガベンチャー企業でオンライン診療事業の管理薬剤師を経験後、ウィルベース株式会社に入社。
現在は当サイト「CureBell」の運営・コラム作成、OTC・サプリメント等のリサーチ活動を務める。

プラセンタとは



プラセンタとは、ヒトをはじめとする哺乳類の胎盤から抽出したエキスのことです。胎盤は母体から赤ちゃんに酸素や栄養を届ける器官であるため、栄養の宝庫といえます。プラセンタエキスには、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど、美容と健康にうれしい成分が豊富に含まれています。肌にハリやうるおいを与えたり、すこやかな身体づくりに活躍したりと、いきいきとした毎日をサポートします。

アミノ酸はタンパク質の原料であり、身体づくりに欠かせない成分です。ビタミンはエネルギーを生み出す糖質、脂質、タンパク質などの代謝を助ける役割持ち、ミネラルは、身体の構成や調整役として活躍する存在です。また、プラセンタエキスには新しい細胞に生まれ変わる際に欠かせない、核酸も含まれています。

このように、プラセンタは身体をつくるために欠かせない成分を豊富に含んでおり、美容と健康に関心の高い方から支持されています。

プラセンタはサプリメントでの摂取がおすすめ

サプリメントは経口摂取するものなので、日々の食事で不足しがちな栄養を補う際に適しています。プラセンタにはすこやかな身体づくりに欠かせないアミノ酸やビタミンなどを含んでおり、美容だけでなく健康を維持するためにも積極的に取り入れたい成分です。

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プラセンタサプリの選び方



プラセンタサプリを選ぶときは、成分や品質などいくつかチェックしたいポイントがあります。ここからは、プラセンタサプリの選び方について解説します。

併せて摂取したい成分で選ぶ

サプリメントには、メインとなる成分とともに相性のよい成分を配合している商品が多くあります。様々な組み合わせの商品があるため、併せて配合されている成分にもぜひ注目してみてください。 以下の表で、プラセンタサプリに配合されている代表的な成分と、期待できる機能をご紹介します。

成分名 期待できる機能
乳酸菌 ・腸内環境を整える
ビタミンE(トコトリエノール) ・抗酸化作用によるエイジングケア
ビタミンB2 ・皮脂分泌の調整(ニキビ予防など)
・肌のターンオーバーを整え、肌荒れ予防
コラーゲン ・肌にハリやツヤを与える
ヒアルロン酸 ・肌にうるおいを与える
プロテオグリカン ・肌にうるおいを与える
・ヒアルロン酸やコラーゲンの増加をさせる

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それぞれの成分について詳しく見てみましょう。

乳酸菌

乳酸菌は、発酵により、糖から乳酸を作り出す微生物のことです。人体に有益とされる善玉菌であり、腸内で悪玉菌の増加をおさえ、腸内のバランスを整える役割を果たしています。乳酸菌は、ヨーグルトやチーズ、漬物などの発酵食品にも含まれており、毎日の食事で積極的に補いたい成分です。

ビタミンE(トコトリエノール)

ビタミンEの一種であるトコトリエノールは、優れた抗酸化作用を持つとされる成分です。強力な成分であることから「スーパービタミンE」とも呼ばれています。トコトリエノールはパームヤシや米ぬかなど限られた食品にしか含まれていないため、毎日の食事で補うのは難しいです。サプリメントを活用すると、効率的に摂取できるでしょう。

ビタミンB2

ビタミンB2は皮脂の分泌を調整し、肌をすこやかに保つ成分です。ニキビ対策に用いられる成分としても知られています。また、肌や髪の健康維持、粘膜の保護、赤血球の生成などでも活躍します。ビタミンB2は肉の中でもレバーなどに多く含まれていますが、食事では不足しがちな方は、サプリメントでの摂取が便利です。

コラーゲン

コラーゲンは、体を構成する全タンパク質の30%を占める繊維状のタンパク質です。肌にうるおいや弾力を与えたり、クッションのような役割で骨や関節を衝撃から守ります。

また、コラーゲンにはⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型と種類があり、Ⅰ型は皮膚や靱帯といった組織に、Ⅱ型は関節軟骨などに、Ⅲ型は皮膚や血管などに多く存在する成分です。食品としては、鶏の手羽、鶏皮、牛すじ、フカヒレなどに多く含まれています。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は、高い粘性と弾性を持つ成分で、水を抱え込んで皮膚や目の乾燥を防いでいます。優れた保水力があり、コラーゲンと並んでよく知られる保湿成分です。体内のヒアルロン酸の50%が皮膚に存在しており、肌にうるおいやハリを与えています。鶏軟骨や豚足、フカヒレなどに含まれています。

プロテオグリカン

プロテオグリカンは、表皮の下にある真皮に存在する糖タンパク質の一種であり、ヒアルロン酸を超える高い保水力を持つ成分とされています。人間の皮膚の線維芽細胞を使った実験では、プロテオグリカンを加えた細胞は加えていないものよりもコラーゲンやヒアルロン酸が多く作られることもわかっています。かつては希少性の高い成分でしたが、現在はサケの鼻軟骨から安定的に抽出が可能となりました。

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GMP認証を取得している商品を選ぶ

品質や安全性が担保されている商品を選びたい場合は、GMP認証を取得している工場で製造された商品を選びましょう。

GMPとは、Good Manufacturing Practice(適正製造規範)の略で、原材料の受け入れから製造、出荷まで全ての過程において、製品が安全に作られ一定の品質が保たれるようにするための製造工程の管理基準のことです。GMP認証を取得している商品は、厚生労働省の「健康食品GMPガイドライン」に基づき第三者機関が審査・査察を行った結果、認定を受けた工場で製造されていることが明らかになっています。

また、サプリメントの分類・正しい選び方などサプリメント全般に関する詳しい説明は以下のコラムで解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

サプリの正しい選び方コラムはこちら

CureBellでのサプリメントの探し方

CureBellサプリ版の特長
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CureBell(キュアベル)では目的や商品区分、1日当の価格、栄養成分、GMP・ドーピング認証有無などの項目で簡単にサプリメントの検索・比較ができます。「自分に合ったサプリメントが分からない」「安全に使用できるサプリメントを探したい」そのような方はキュアベルを使って自身にあったサプリメントを選んでみましょう。

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おすすめのプラセンタサプリ

プラセンタゼリーEX(ディーエイチシー)

プラセンタゼリーEX(ディーエイチシー)は、ハリやツヤ、透明感に役立つとされるプラセンタエキス濃縮末を152mg配合し、さらにコラーゲンペプチドやローヤルゼリー、ツバメの巣エキスなどもプラスすることで、みずみずしい美しさと若々しさを内側から積極サポートするゼリータイプのプラセンタサプリメントです。

プラセンタ(ディーエイチシー)

プラセンタ(ディーエイチシー)は、国内製造した確かな品質のプラセンタ濃縮末360mgに加えて、美容に役立つビタミンのトコトリエノールとビタミンB2を配合したプラセンタサプリメントです。

純粋 生プラセンタ(ディーエイチシー)

純粋 生プラセンタ(ディーエイチシー)は、安全性を確立した独自の製法により、生のプラセンタを使用し吸収しやすい形状に仕上げたプラセンタサプリメントです。

生プラセンタ ハードカプセル(ディーエイチシー)

生プラセンタ ハードカプセル(ディーエイチシー)は、安全性を確立したDHC独自の製法で抽出した生プラセンタを使用。プラセンタエキス250mgに加えて、人気の乳酸菌+酵母100兆個を配合し、みずみずしいハリや透明感、年齢とともに気になりだす美容・健康面をサポートするプラセンタサプリメントです。

プラセンタサプリを使用するときの注意点



プラセンタサプリを飲む場合、覚えておきたい注意点があります。ここでは3つの注意点をご紹介します。

アレルギーのある人は使用不可

プラセンタサプリは、ブタやウマ由来の動物性の成分が使用された商品が多く、該当するアレルギーのある方は使用できません。摂取前に必ず原材料名を確認し、アレルギー成分が含まれている商品ではないかを確かめてください。

入手のしやすさ・無理なく続けられる価格帯で選ぶ

プラセンタサプリは価格帯の幅が広く、商品によっては非常に高価な場合もあります。とくに、ウマ由来のプラセンタはサラブレットなどの胎盤から抽出される希少な成分であり、サプリメントの価格も高くなりがちです。豊富なアミノ酸や安全定性の高さなど、魅力は大きいものの、価格が高すぎると継続が難しくなってしまいます。

一方、市場ではブタ由来のプラセンタが多く、価格も比較的安価です。続けやすさを重視するならブタ由来のプラセンタを検討することをおすすめします。

飲みやすさで選ぶなら植物性プラセンタ

プラセンタは哺乳類の胎盤から抽出されるため、基本的には動物性です。しかし、近年は胎盤と似たような機能を持つ素材を使った植物性プラセンタも存在します。

動物性プラセンタには特有のにおいがあるため、苦手と感じる方も少なくありませんが、植物性のプラセンタはクセが少なく飲みやすいのが特徴です。また、ブタやウシのアレルギーがある方も飲めるので、アレルギーのリスクが気になる方にもおすすめです。ただし、植物性プラセンタは本来のプラセンタではないため、動物由来ほどの影響を期待するのは難しいでしょう。

まとめ

プラセンタは、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含むため、不足しがちな栄養を補い、私たちの肌にハリとうるおいを与えるなど、さまざまな美容への影響が期待できます。

ブタやウマ、植物性などさまざまなプラセンタがあるため、自分に合ったものを選び、一緒に配合されている成分もチェックしながら、お悩みや目的に合うプラセンタサプリを見つけてくださいね。

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