命の母シリーズどれがいい?成分・効能効果の違いを薬剤師が比較解説!更年期におすすめの選び方
更年期の症状で悩む女性の中には、製薬メーカーである小林製薬の「命の母」の名前を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。「命の母A」「命の母ホワイト」「命の母アクティブ」「メグリビa」など数種類のラインナップがあり、自分に合った商品を購入したいが、どれを選べばいいのか違いがわからないといった経験をしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
命の母シリーズは、商品によってそれぞれ特徴や成分、効能効果などが異なります。パッケージや商品名の雰囲気で商品を選ぶのではなく、成分の違いから自分にあった商品を選ぶようにしましょう。
※掲載している商品の選定、商品画像や価格、特徴、対応レベル目安などはキュアベルの情報を基にしており、監修者によるものではありません。
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命の母シリーズの違いは?
実は、命の母シリーズは、「更年期の諸症状でお悩みの方」「生理の諸症状でお悩みの方」の大きく2つに分けられます。
更年期の諸症状に適した命の母シリーズは?
更年期の諸症状でお悩みの方は、「命の母Aシリーズ」が選択肢となります。命の母Aシリーズは「命の母A」「メグリビa」「命の母アクティブ」の3つの商品があり、それぞれ更年期の諸症状でお悩みの方の選択肢となります。
生理の諸症状に適した命の母シリーズは?
生理の諸症状でお悩みの方は、「命の母ホワイトシリーズ」が選択肢となります。命の母ホワイトシリーズは「命の母ホワイト」「チラック」「ネムルナ」「タベルナ」の4つの商品があり、それぞれ生理の諸症状でお悩みの方の選択肢となります。
※ネムルナは中四国エリア+WEB販売の商品
※タベルナはWEB販売の商品
命の母Aシリーズの違いは?
命の母Aシリーズは、更年期の諸症状でお悩みの方の選択肢となる商品ですが、それぞれの商品に配合される成分や効能効果には異なるものがあります。それぞれの商品を理解し、自身にあった商品を選ぶと良いでしょう。
命の母A

和漢生薬+ビタミン類の複合薬
●デリケートな女性の身体の仕組みを考えて作られた女性保健薬※1です
●13種類の生薬とビタミン類、カルシウムなどを配合※2。穏やかに効いていきます
●血行を促し体を温めることで、女性ホルモンと自律神経のアンバランスから起こるさまざまな身体の不調を改善し、女性の前向きな生活をサポートします
●小さくて飲みやすい糖衣錠です
※1 女性保健薬とは、女性にあらわれる特有な諸症状の緩和と健康増進の目的のお薬です
※2 ホルモン剤ではありません
効能・効果(添付文書より)
更年期障害、更年期神経症、血の道症、のぼせ、生理不順、生理異常、生理痛、肩こり、冷え症、肌荒れ、めまい、耳鳴り、動悸、貧血、にきび、便秘、ヒステリー、帯下、産前産後、下腹腰痛、血圧異常、頭痛、頭重
主な特徴は、幅広い方に対応できるように工夫された処方と、更年期の女性に必要な13種類の生薬やビタミン群、パントテン酸カルシウム等を配合していることです。
幅広い方に対応できる工夫とは?

命の母Aは、更年期障害の治療によく使用される当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸といった婦人科系の漢方薬の構成生薬を参考にしており、体格や体質を選ばずに服用できるように工夫されています。
13種類の生薬等の作用は?
13種類の生薬やビタミン群、パントテン酸カルシウム等が配合されていることで、以下のような作用があります。
| 作用 | 働き | 生薬 |
|---|---|---|
| 女性ホルモン調整作用 | 女性ホルモンのバランスを整える | ・トウキ末 ・シャクヤク末 ・センキュウ末 |
| 自律神経調整作用 | 神経の興奮や緊張を緩和し、イライラを鎮める | ・カノコソウ末 ・ブクリョウ末 ・コウブシ末 ・ハンゲ ・コウカ |
| 血流改善作用 | ほてりやのぼせ、冷えを鎮める | ・トウキ末 ・センキュウ末 ・コウカ |
| 滋養強壮作用 | 身体のだるさや疲れを緩和 | ・ニンジン末 ・ケイヒ末 ・タウリン |
| 身体の基礎を整える作用 | 胃腸機能を整え、不足しがちな栄養素を補給 |
・ダイオウ末 |
メグリビa

●漢方薬が身体の内側から血を巡らせ、酸素、栄養、水分を身体、肌の隅々まで届けます
●苦味を感じにくく、飲みやすい錠剤タイプです
効能・効果(添付文書より)
体力中等度以下で、皮ふがあれてかさかさし、ときに色つやが悪く、胃腸障害はなく、肩がこり、疲れやすく精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときにかゆみ、便秘の傾向のあるものの次の諸症:湿疹・皮ふ炎、しみ、冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症
主な特徴は、血の巡りを改善して全身に血を巡らせる「加味逍遙散」と、不足した血を補い、質を整える「四物湯」の働きによって、肌や身体の血の「巡り」と「質」を改善することです。
| 加味逍遙散 (かみしょうようさん) |
四物湯 (しもつとう) |
|
|---|---|---|
| 主な働き | 血の滞りを改善 | 血を補う |
| 主な作用 | ・血流促進作用 ・女性ホルモン様作用 ・抗不安作用 |
・血流促進作用 ・血液量増加作用 ・皮ふを潤す作用 |
| 特徴 | 更年期症状の改善 | 肌不調(湿疹・皮ふ炎)を改善 |
| 構成生薬 | ・ビャクジュツ ・ブクリョウ ・ボタンピ ・ハッカ ・サンシシ ・サイコ ・カンゾウ ・ショウキョウ |
・センキュウ ・ジオウ |
| 共通生薬 | ・トウキ ・シャクヤク |
・トウキ ・シャクヤク |
命の母アクティブ

●女性ホルモンの減少による症状に、10種類の生薬が自律神経の乱れを整えて効いていきます
●「血流促進」「骨・筋肉の補強」で肩こり・腰痛・重だるさ・冷えなどに効きます
●更年期の後もアクティブな生活をサポートします
効能・効果(添付文書より)
更年期障害、血の道症、月経不順、冷え症及びそれらに随伴する次の諸症状:月経痛、腰痛、頭痛、のぼせ、肩こり、めまい、動悸、息切れ、手足のしびれ、こしけ、血色不良、便秘、むくみ
主な特徴は、更年期後の女性の健康を考えて作った小林製薬の独自処方によって、更年期後も続く、つらい不調を改善することです。
| 特徴 | |
|---|---|
| 自律神経調整作用 乱れがちな自律神経のバランスを整える |
血流改善作用 血の滞りを改善(特に肩~腰) |
| 女性ホルモン調整作用 女性ホルモンのバランスと整える |
筋骨補強作用 衰えた筋肉などを補強 |
命の母ホワイトシリーズの違いは?
命の母ホワイトシリーズは、生理の諸症状でお悩みの方の選択肢となる商品ですが、それぞれの商品に配合される成分や効能効果には異なるものがあります。それぞれの商品を理解し、自身にあった商品を選ぶと良いでしょう。
命の母ホワイト

ホルモンバランスの乱れからくる症状に
●生理、妊娠、出産などで女性ホルモンや自律神経のアンバランスによって起こる症状を改善するお薬です
●11種類の生薬が血行を促し体を温めることで生理時の痛み(生理痛)や頭痛、腰痛やイライラなどの心身不調や生理不順、冷え症などを改善していきます
効能・効果(添付文書より)
月経痛、月経不順、ヒステリー、腰痛、頭痛、貧血、冷え症、血の道症、肩こり、めまい、動悸、こしけ
主な特徴は、生理の不調・PMS(血の道症)症状に効果的であること、女性に必要な11種類の生薬を配合していることです。
11種類の生薬の作用は?
11種類の生薬が配合されていることで、以下のような作用があります。
| 作用 | 働き | 生薬 |
|---|---|---|
| 女性ホルモン調整作用 | 女性ホルモンのバランスを整える | ・トウキ末 ・シャクヤク末 ・センキュウ末 |
| 月経リズム調整作用 | 腹部の血液停滞を改善し、月経リズムを整える | ・ボタンピ末 ・トウニン末 |
| 鎮静作用 | 神経の興奮・緊張を緩和し、イライラを鎮める | ・センキュウ末 ・ブクリョウ末 ・ニンジン末 |
| 鎮痛・鎮痙作用 | 生理痛・腰痛を和らげる | ・シャクヤク末 ・ケイヒ末 |
| 代謝調節作用 | 胃腸機能を整え、新陳代謝を促す | ・ソウジュツ末 ・ダイオウ末 ・タクシャ末 |
チラック

●ホルモンバランスの乱れによる多すぎる生理の血の量を整えていく
効能・効果(添付文書より)
体力中等度以下で、冷え症で、出血傾向があり胃腸障害のないものの次の諸症:月経異常・月経過多・不正出血、痔出血、貧血、皮下出血
主な特徴は、ホルモンバランスの乱れや血の流れの滞ることで増えてしまう出血量を、滞った血を巡らせる作用や出血を抑える作用で改善する漢方薬、芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)です。
Q&A
命の母A、ホワイト、アクティブの配合生薬の違いは?
女性ホルモンを整える生薬である「トウキ」「センキュウ」「シャクヤク」を中心に、それぞれの時期・不調にあった生薬を組み合わせた小林製薬オリジナルの処方です。
| 命の母ホワイト | 命の母A | 命の母アクティブ |
|---|---|---|
| 生理前・生理中の不調 | 更年期の不調 | 更年期後の不調 |
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どのくらい服用すると効果が現れる?
効果の現れ方には個人差があり、すぐに効果を感じられない場合もあります。以下はそれぞれの商品の目安となる期間となります。
| 命の母A | 目安として、2週間くらいは続けて服用すると良いでしょう。 また、生理周期等の影響も考え、出来れば1~2ヶ月は服用を続け、効果を確認しましょう。 |
| 命の母ホワイト | 生理前から生理中の不調を感じる方は、生理が来るなと感じた時から、生理期間が終了するまで服用すると良いでしょう。 生理不順の方は、生理周期等の影響を考え、1~2ヶ月は服用を続け、効果を確認しましょう。 |
| メグリビa | 目安として、2週間くらいは続けて服用するとよいでしょう。 また、生理周期等の影響も考え、できれば1ヶ月くらいは服用を続け、効果を確認しましょう。 一方で、しみ、湿疹・皮ふ炎には少なくとも1ヶ月くらいは服用を継続とよいでしょう。一般的に肌のターンオーバーは約28日と言われています。 |
| チラック | 月経が始まったら服用すると良いでしょう。 体質や症状によって効果があらわれる時期は人それぞれですが、一般的に月経の経血量が多い3日間服用しましょう。 また、個人差もありますので、1ヶ月位(痔出血に服用する場合は1週間位)服用しても症状の改善が見られない場合は服用を中止して医師、薬剤師、登録販売者の方にご相談ください。 |
妊娠中は服用できる?
妊婦または妊娠していると思われる方は、身体が敏感な時期のため、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談することをおすすめします。
授乳中は服用できる?
授乳中は服用できる商品と服用をさけたほうがいい商品があります。服用、または購入前に使用上の注意を確認することをおすすめします。
| 命の母A | 授乳中の方は、服用をさけてください。 または、服用する場合は、授乳をさける必要があります。 |
| 命の母ホワイト | 授乳中の方は、服用をさけてください。 または、服用する場合は、授乳をさける必要があります。 |
| メグリビa | 授乳中の方は、服用できます。 ただし、身体が敏感な時期のため、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すると、より安心です。 |
| チラック | 授乳中の方は、服用できます。 ただし、身体が敏感な時期のため、服用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談すると、より安心です。 |
そもそも更年期って?
閉経前の5年間と閉経後の5年間をあわせた10年間を「更年期」といい、様々な体の不調症状が現れます。また人によって現れる症状は異なりますが、症状が重く日常生活に支障がある状態を「更年期障害」といいます。
血の道症とは何ですか?
「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後など女性ホルモンの変動に伴ってあらわれる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことです。血の道症の症状には、例えば、生理3~10日位前にあらわれて、生理開始とともに消失するイライラなどの精神症状や身体症状である月経前症候群(PMS)も含まれます。
こんな症状は受診を
以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 日常生活に支障が出るほど症状がつらい
- しばらく服用しても症状がよくならない
- 服用後に発疹・発赤・かゆみ、はげしい腹痛を伴う下痢などがあらわれた
- 出血が長く続いている
- 月経量が急に増えた、または急に減った
- 発熱や強い腹痛を伴う
キュアベルで自分だけの比較表を作る
市販薬・サプリメントのセルフケア・サイト「キュアベル」を使えば、ご自身で気になった薬を選択し、自分だけの比較表を簡単に作ることができます。価格や成分、効能効果などを横並びで見比べることができるため、ドラッグストアや薬局などに行く前の事前リサーチにも最適です。
今回ご紹介した命の母シリーズ以外にも、たくさんの商品が閲覧できます。ぜひ自身の手で納得いくまで比較して、今の症状にぴったりの商品を見つけてみましょう!

まとめ
命の母シリーズは、使い分けがあり、パッケージのイメージだけで選ぶのではなく、ご自身の症状に合わせた「配合成分」を見極め、まずは目安となる期間をお試しいただき、自分に合った商品を見つけることが大切です。
迷った際は便利な市販薬・サプリメントのセルフケア・サイト「キュアベル」をぜひ活用してください。
症状がひどい場合や市販薬を使用しても改善が見られない場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
