【比較表あり】プリザは結局どれがいい?全5種類の違いを成分で比較|プリザエースとプリザSの違いも
プリザ(大正製薬)には、プリザエースシリーズとプリザSシリーズがあり、それぞれに坐剤や軟膏・クリームなどの剤形があります。製品ごとに成分や効能・効果、使い方が異なります。
本記事では、キュアベルに掲載している5種類の成分や違いを、各製品の添付文書をもとに表で比較しています。
パッケージや商品名だけで選ばず、成分の違いを知ったうえで、自分の状況に合った商品を選んでください。
※本記事はキュアベル編集部が、各製品の添付文書およびメーカー公式情報をもとに作成しています。
※このページはプロモーションが含まれます。
※掲載商品は2026年10月時点の情報です。
※掲載商品はいずれも指定第2類医薬品です。お使いの際は、製品の「使用上の注意」をよく読んで正しくお使いください。
選び方① プリザエースとプリザSの成分の違いで選ぶ
5製品とも、ヒドロコルチゾン酢酸エステル、リドカイン(Sクリームは塩酸リドカイン)、l-メントール、トコフェロール酢酸エステル(プリザSは酢酸トコフェロールと表記)を配合しています。
違いは、それ以外の成分です。プリザエース3製品は塩酸テトラヒドロゾリンとクロルヘキシジン塩酸塩を配合しており、プリザS2製品はこの2成分を配合していません。各製品の成分は、次のとおりです。
・プリザエース注入軟膏T・プリザエース坐剤T:上記の4成分に、塩酸テトラヒドロゾリン、アラントイン、クロルヘキシジン塩酸塩を加えた7成分
・プリザエース軟膏:注入軟膏T・坐剤Tの7成分に、クロルフェニラミンマレイン酸塩を加えた8成分
・プリザS坐剤T:上記の4成分に、アラントインを加えた5成分
・プリザSクリーム:上記の4成分に、セチルピリジニウム塩化物水和物を加えた5成分
プリザエースを選ぶ場合
プリザエース3製品は、塩酸テトラヒドロゾリンとクロルヘキシジン塩酸塩を配合しています。
塩酸テトラヒドロゾリンを配合した痔の薬を選びたい場合には、プリザエースを選択するとよいでしょう。
なお、3製品とも添付文書の「してはいけないこと」に、「本剤又は本剤の成分,クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人」「患部が化膿している人」は使用しないこと、「長期連用しないでください」と記載されています。
プリザエースシリーズ
・プリザエース注入軟膏T
・プリザエース坐剤T
・プリザエース軟膏
プリザSを選ぶ場合
プリザS2製品は、塩酸テトラヒドロゾリンとクロルヘキシジン塩酸塩を配合していません。
クロルヘキシジン塩酸塩を配合していない痔の薬を選びたい場合には、プリザSを選択するとよいでしょう。
プリザSも2製品とも、「患部が化膿している人」は使用しないこと、「長期連用しないでください」と記載されています。薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
プリザSシリーズ
選び方② 坐剤・注入軟膏・軟膏・クリームの使い方で選ぶ
剤形によって、薬を使う場所と使い方が異なります。添付文書の用法・用量では、坐剤は肛門内に挿入し、軟膏・クリームは肛門部に塗布します。プリザエース注入軟膏Tは、肛門内への注入と肛門部への塗布のどちらにも使えます。
メーカー(大正製薬)の公式サイトでは、軟膏・クリームを「肛門付近、肛門外側の痔に。」、坐剤を「肛門内部の痔に。」、注入軟膏を「肛門外側と内側両方の痔に。」と案内しています。
| 使い方(添付文書の用法・用量) | 使う場所(メーカー公式サイト) | 1回量・1日の使用回数 | |
|---|---|---|---|
| 坐剤 エース坐剤T S坐剤T | 肛門内に挿入する | 肛門内部の痔に | 15才以上:1個・1日1〜3回 |
| 注入軟膏 エース注入軟膏T | 注入:容器先端部を肛門内に挿入し、容器を押して薬剤を注入する 塗布:肛門部に塗布する(軟膏をそのまま塗るか、ガーゼなどにのばして患部にあてる) | 肛門外側と内側両方の痔に | 15才以上 注入:1個・1日1〜3回 塗布:適量・1日1〜3回 |
| 軟膏・クリーム エース軟膏 Sクリーム | 肛門部に塗布する | 肛門付近、肛門外側の痔に | 適量・1日1〜3回 |
※表は横にスクロールできます。
※プリザエース注入軟膏Tは、一度塗布に使用したものを注入には使用しないでください。
※坐剤とプリザエース注入軟膏Tは、15才未満は使用しないこととされています。プリザエース軟膏とプリザSクリームの用法・用量には年齢の区分がなく、「小児に使用させる場合には,保護者の指導監督のもとに使用させてください。」と記載されています。
<プリザシリーズ比較表>
| エース注入軟膏T | エース坐剤T | エース軟膏 | S坐剤T | Sクリーム | |
|---|---|---|---|---|---|
| 区分 | 指定第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 | 指定第2類医薬品 |
| シリーズ | プリザエース | プリザエース | プリザエース | プリザS | プリザS |
| 剤形 | 注入軟膏 | 坐剤 | 軟膏 | 坐剤 | クリーム |
| 製造販売元 | 雪の元本店(販売元:大正製薬) | 大正製薬 | 大正製薬 | 大正製薬 | 大正製薬 |
| 効能・効果 | 〔注入時〕きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和 〔塗布時〕きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和 | きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒 |
| 成分・分量 | 1個(2g)中 ヒドロコルチゾン酢酸エステル5mg 塩酸テトラヒドロゾリン1mg リドカイン60mg l-メントール10mg アラントイン20mg トコフェロール酢酸エステル60mg クロルヘキシジン塩酸塩5mg | 1個(1.65g)中 ヒドロコルチゾン酢酸エステル5mg 塩酸テトラヒドロゾリン1mg リドカイン60mg l-メントール10mg アラントイン20mg トコフェロール酢酸エステル60mg クロルヘキシジン塩酸塩5mg | 100g中 ヒドロコルチゾン酢酸エステル0.5g 塩酸テトラヒドロゾリン0.05g リドカイン3g クロルフェニラミンマレイン酸塩0.2g l-メントール0.2g アラントイン1g トコフェロール酢酸エステル3g クロルヘキシジン塩酸塩0.25g | 1個(1.00g)中 ヒドロコルチゾン酢酸エステル5mg リドカイン50mg l-メントール9mg アラントイン10mg 酢酸トコフェロール50mg | 100g中 ヒドロコルチゾン酢酸エステル0.3g 塩酸リドカイン3g l-メントール0.1g 酢酸トコフェロール1g セチルピリジニウム塩化物水和物0.2g |
| 使用できる年齢 | 15才以上 | 15才以上 | 年齢の区分なし※ | 15才以上 | 年齢の区分なし※ |
| 1回量・1日の使用回数 | 注入:1個・1日1〜3回 塗布:適量・1日1〜3回 | 1個・1日1〜3回 | 適量・1日1〜3回 | 1個・1日1〜3回 | 適量・1日1〜3回 |
| 患部が化膿している人 | 使用しないこと | 使用しないこと | 使用しないこと | 使用しないこと | 使用しないこと |
| 長期連用 | しないこと | しないこと | しないこと | しないこと | しないこと |
| 使用しないこととされているアレルギー歴 | 本剤又は本剤の成分、クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人 | 本剤又は本剤の成分、クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人 | 本剤又は本剤の成分、クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人 | 本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人 | 記載なし※ |
| 妊婦又は妊娠していると思われる人 | 使用前に相談 | 使用前に相談 | 使用前に相談 | 使用前に相談 | 使用前に相談 |
| 症状がよくならない場合に相談する目安 | 10日間位 | 10日間位 | 10日間位 | 10日間位 | 10日間位 |
※表は横にスクロールできます。
※「記載なし」は、添付文書の「してはいけないこと」に該当項目の記載がないことを示すもので、使用が推奨されることを意味するものではありません。「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」は、5製品とも添付文書の「相談すること」で使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談するよう記載されています。
※「年齢の区分なし」は、用法・用量に年齢の区分がないことを示します。添付文書には「小児に使用させる場合には,保護者の指導監督のもとに使用させてください。」と記載されています。
※剤形は商品名によります。添付文書の剤形は、坐剤と注入軟膏が「挿入剤」、軟膏とクリームが「塗布剤」です。
※成分名は各製品の添付文書の表記どおりです(トコフェロール酢酸エステルと酢酸トコフェロール、リドカインと塩酸リドカインは、添付文書での表記が異なります)。
プリザS(S坐剤T・Sクリーム)は、キュアベルのプリザSシリーズの一覧で見られます。
プリザシリーズの特徴
比較表で紹介した5商品について、詳しく解説します。
1.プリザエース注入軟膏T

●プリザエース注入軟膏Tは、肛門内側(肛門奥)の痔には注入、肛門外側の痔には塗布と、2通りの使用方法が選べます。患部や薬剤に直接手を触れず、衛生的に注入できます。
●スーッとする心地良い使用感です。
【特徴】
●指定第2類医薬品の注入軟膏(製造販売元:雪の元本店、販売元:大正製薬)
●ヒドロコルチゾン酢酸エステル5mg、塩酸テトラヒドロゾリン1mg、リドカイン60mg、l-メントール10mg、アラントイン20mg、トコフェロール酢酸エステル60mg、クロルヘキシジン塩酸塩5mgを配合(1個2g中)
●用法・用量に肛門内への注入(1回1個を1日1〜3回)と肛門部への塗布(適量を1日1〜3回)の2通りの使い方が記載されている(15才以上)
●効能・効果は、注入時が「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和」、塗布時が「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒」
【こんな時におすすめ】
●15才以上
●1つの製品で、肛門内への注入と肛門部への塗布の両方をしたい
●塩酸テトラヒドロゾリンを配合した製品を選びたい
※肛門内に注入する場合は、容器先端部分のみを挿入してください。一度塗布に使用したものは、注入には使用しないでください。使用済みの容器等は、トイレに流さないでください。添付文書の用法・用量に関連する注意には「小児には使用させないでください。」と記載されています。
2.プリザエース坐剤T

●プリザエース坐剤Tは、D・D・S(ドラッグ・デリバリー・システム)の考え方から生まれた静止型坐剤に、血管収縮剤・塩酸テトラヒドロゾリンを配合。患部付近で止まって、溶けて、しかも長時間とどまるのが特長です。
●炎症をおさえるヒドロコルチゾン酢酸エステルをはじめ、痛みをおさえるリドカイン、出血をおさえる塩酸テトラヒドロゾリンなど7種類の有効成分がつらい痛み・急な出血の痔にすぐれた効果を発揮します。
●スーッとする心地良い使用感です。
【特徴】
●指定第2類医薬品の坐剤
●ヒドロコルチゾン酢酸エステル5mg、塩酸テトラヒドロゾリン1mg、リドカイン60mg、l-メントール10mg、アラントイン20mg、トコフェロール酢酸エステル60mg、クロルヘキシジン塩酸塩5mgを配合(1個1.65g中)
●肛門内に挿入する。15才以上は1回1個を1日1〜3回
●本剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用する。硬すぎる場合には、軟らかくなった後に使用する(添付文書の用法・用量に関連する注意)
【こんな時におすすめ】
●15才以上
●肛門内に挿入する坐剤を探している
●塩酸テトラヒドロゾリンを配合した製品を選びたい
※本剤又は本剤の成分、クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人、患部が化膿している人は使用しないでください。長期連用しないでください。
3.プリザエース軟膏

●プリザエース軟膏は、炎症をおさえるヒドロコルチゾン酢酸エステルをはじめ、痛みをおさえるリドカイン、出血をおさえる塩酸テトラヒドロゾリンなど8種類の有効成分がつらい痛み・急な出血の痔にすぐれた効果を発揮します。
●スーッとする心地良い使用感です。
【特徴】
●指定第2類医薬品の軟膏
●ヒドロコルチゾン酢酸エステル0.5g、塩酸テトラヒドロゾリン0.05g、リドカイン3g、クロルフェニラミンマレイン酸塩0.2g、l-メントール0.2g、アラントイン1g、トコフェロール酢酸エステル3g、クロルヘキシジン塩酸塩0.25gを配合(100g中)。本記事の5製品でクロルフェニラミンマレイン酸塩を配合しているのはこの製品だけです
●適量を1日1〜3回、肛門部に塗布する。用法・用量には「ご使用前に入浴するか,ぬるま湯で患部を清潔にしてください。」と記載されている
●効能・効果は「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒」
【こんな時におすすめ】
●肛門部に塗布する軟膏・クリームを探している
●塩酸テトラヒドロゾリンを配合した製品を選びたい
●クロルフェニラミンマレイン酸塩を配合した製品を選びたい
※小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。本剤又は本剤の成分、クロルヘキシジンによりアレルギー症状を起こしたことがある人、患部が化膿している人は使用しないでください。長期連用しないでください。
4.プリザS坐剤T

●「プリザS」シリーズは、炎症を抑えるヒドロコルチゾン酢酸エステルなどを配合し、痔の症状である痛み、出血、はれ、かゆみを緩和します。
●プリザS坐剤Tは、従来品を小型化したことで挿入時に加わる力が軽減され※、するっと挿入しやすくなりました。
●肛門の内側(内痔核付近)にとどまって、薬剤が効率よく患部に届いて効果を発揮します。
●メントール配合でスーッとした使用感の坐剤です。
※従来品比
【特徴】
●指定第2類医薬品の坐剤
●ヒドロコルチゾン酢酸エステル5mg、リドカイン50mg、l-メントール9mg、アラントイン10mg、酢酸トコフェロール50mgを配合(1個1.00g中)
●塩酸テトラヒドロゾリンとクロルヘキシジン塩酸塩は配合されていない
●肛門内に挿入する。15才以上は1回1個を1日1〜3回
【こんな時におすすめ】
●15才以上
●肛門内に挿入する坐剤を探している
●クロルヘキシジン塩酸塩を配合していない坐剤を選びたい
※添付文書の用法・用量に関連する注意には、「本剤が軟らかい場合には,しばらく冷やした後に使用してください。また,寒い時期や低温での保管により坐剤表面が硬くなりすぎた場合は,手(指)であたため表面をなめらかにしてからご使用してください。」と記載されています。患部が化膿している人は使用しないでください。長期連用しないでください。
5.プリザSクリーム

プリザS坐剤Tは、炎症をおさえるヒドロコルチゾン酢酸エステルなど、痔の治療に効果的な成分が配合されています。
これらの成分が作用し、痔の症状である痛み・出血・はれ・かゆみを緩和します。
【特徴】
●指定第2類医薬品のクリーム
●ヒドロコルチゾン酢酸エステル0.3g、塩酸リドカイン3g、l-メントール0.1g、酢酸トコフェロール1g、セチルピリジニウム塩化物水和物0.2gを配合(100g中)。本記事の5製品でセチルピリジニウム塩化物水和物を配合しているのはこの製品だけです
●適量を1日1〜3回、肛門部に塗布する
●効能・効果は「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒」
【こんな時におすすめ】
●肛門部に塗布する軟膏・クリームを探している
●クロルヘキシジン塩酸塩を配合していない塗り薬を選びたい
※小児に使用させる場合には、保護者の指導監督のもとに使用させてください。患部が化膿している人は使用しないでください。長期連用しないでください。
このほか、キュアベルにはプリザ ムズクールも掲載しています。
商品による成分の違い
5製品とも、ヒドロコルチゾン酢酸エステル、リドカイン(Sクリームは塩酸リドカイン)、l-メントール、トコフェロール酢酸エステル(プリザSは酢酸トコフェロールと表記)を配合しています。アラントインは、Sクリーム以外の4製品に配合されています。
プリザエース注入軟膏Tとプリザエース坐剤Tは、有効成分の種類と1個中の分量が同じで、1個の量(注入軟膏Tは2g、坐剤Tは1.65g)、添加物、使い方が異なります。
坐剤と注入軟膏は1個中、軟膏とクリームは100g中の分量で表示されています。
プリザ内のおすすめ(商品選択のポイントは?)
1.肛門内への注入と肛門部への塗布の両方に使いたいとき
どれが効果が良いとは一概に言えませんが、プリザエース注入軟膏Tがおすすめ候補のひとつです。
本記事で比較した5製品の中で、用法・用量に肛門内への注入(1回1個を1日1〜3回)と肛門部への塗布(適量を1日1〜3回)の両方が記載されているのは、プリザエース注入軟膏Tだけです(15才以上)。一度塗布に使用したものは、注入には使用しないでください。

●プリザエース注入軟膏Tは、肛門内側(肛門奥)の痔には注入、肛門外側の痔には塗布と、2通りの使用方法が選べます。患部や薬剤に直接手を触れず、衛生的に注入できます。
●スーッとする心地良い使用感です。
2.クロルヘキシジン塩酸塩を配合していない塗り薬を探しているとき
どれが効果が良いとは一概に言えませんが、プリザSクリームがおすすめ候補のひとつです。
本記事で比較した5製品のうち、肛門部に塗布する製品は、プリザエース軟膏、プリザSクリーム、プリザエース注入軟膏T(塗布する場合)の3製品です。このうちクロルヘキシジン塩酸塩を配合していないのはプリザSクリームで、代わりにセチルピリジニウム塩化物水和物を配合しています。効能・効果は「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒」です。薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。

プリザS坐剤Tは、炎症をおさえるヒドロコルチゾン酢酸エステルなど、痔の治療に効果的な成分が配合されています。
これらの成分が作用し、痔の症状である痛み・出血・はれ・かゆみを緩和します。
プリザの選び方Q&A
一番効き目のよいプリザは?
個々の商品の比較データはなく、主な症状によっても変わるため、一概にお答えすることができません。まずは選び方②を参考に、肛門内に入れるタイプか、肛門部に塗るタイプかを選びましょう。
そのうえで、例として肛門内に入れるタイプから選びたい場合には、プリザエース坐剤T、プリザS坐剤T、プリザエース注入軟膏T(注入する場合)から選べます。肛門部に塗るタイプから選びたい場合には、プリザエース軟膏、プリザSクリーム、プリザエース注入軟膏T(塗布する場合)から選べます。
なお、配合されている成分と配合量は製品によって異なります。各製品の成分は比較表で確認できます。
プリザエースとプリザSの違いは?
主な違いは配合されている成分です。
・共通:ヒドロコルチゾン酢酸エステル、リドカイン(Sクリームは塩酸リドカイン)、l-メントール、トコフェロール酢酸エステル(プリザSは酢酸トコフェロールと表記)
・プリザエース3製品のみ:塩酸テトラヒドロゾリン、クロルヘキシジン塩酸塩(エース軟膏はクロルフェニラミンマレイン酸塩も配合)
・プリザSクリームのみ:セチルピリジニウム塩化物水和物
効能・効果は、坐剤(エース坐剤T・S坐剤T)とエース注入軟膏Tの注入時が「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和」、軟膏・クリーム(エース軟膏・Sクリーム)とエース注入軟膏Tの塗布時が「きれ痔(さけ痔)・いぼ痔の痛み・出血・はれ・かゆみの緩和及び消毒」で、プリザエースかプリザSかではなく剤形によって異なります。
区分は5製品とも指定第2類医薬品です。
プリザエース注入軟膏Tの使い方は?
添付文書の用法・用量では、肛門内に注入する場合は、キャップをとり、すべりを良くするため軟膏を少し出してから、容器先端部を肛門内に挿入し、容器を押して薬剤を注入します(押したままの状態で引き抜きます)。15才以上は1回1個を1日1〜3回です。肛門内に注入する場合は、容器先端部分のみを挿入してください。
肛門部に塗布する場合は、キャップをとり、軟膏をそのまま塗るか、ガーゼなどにのばして患部にあてます。15才以上は適量を1日1〜3回です。一度塗布に使用したものは、注入には使用しないでください。使用済みの容器等は、トイレに流さないでください。
妊娠中や授乳中に使える?
5製品とも、添付文書の「相談すること」に「妊婦又は妊娠していると思われる人」が使用前に相談する対象として記載されています。授乳中の人については、5製品とも添付文書に記載がありませんが、記載がないことは使用が推奨されることを意味するものではありません。
妊娠中・授乳中の方は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
プリザは子どもも使える?何歳から?
本記事で比較している5製品のうち、プリザエース注入軟膏T、プリザエース坐剤T、プリザS坐剤Tの3製品は、用法・用量で15才未満は使用しないこととされています。プリザエース注入軟膏Tの添付文書には「小児には使用させないでください。」とも記載されています。
プリザエース軟膏とプリザSクリームは用法・用量に年齢の区分がなく、「小児に使用させる場合には,保護者の指導監督のもとに使用させてください。」と記載されています。子どもに使う場合は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者に相談してください。
どれがコスパいいの?
価格は販売店や時期によって変わるため、キュアベルの各商品ページで確認してください。キュアベルの各商品ページでは、メーカー希望小売価格だけでなく、主要ECサイトの販売価格も比較できます。用法・用量は製品ごとに異なり(比較表の「1回量・1日の使用回数」の行)、同じ価格でも何日分になるかは用法・用量や使う範囲などによって変わるので、1日(または1回)あたりの費用で比べてみてください。

●プリザエース坐剤Tは、D・D・S(ドラッグ・デリバリー・システム)の考え方から生まれた静止型坐剤に、血管収縮剤・塩酸テトラヒドロゾリンを配合。患部付近で止まって、溶けて、しかも長時間とどまるのが特長です。
●炎症をおさえるヒドロコルチゾン酢酸エステルをはじめ、痛みをおさえるリドカイン、出血をおさえる塩酸テトラヒドロゾリンなど7種類の有効成分がつらい痛み・急な出血の痔にすぐれた効果を発揮します。
●スーッとする心地良い使用感です。
プリザシリーズって何種類くらいあるの?
キュアベルには、プリザエースシリーズ(注入軟膏T・坐剤T・軟膏)とプリザSシリーズ(S坐剤T・Sクリーム)の5種類が、シリーズとして掲載されています(2026年10月時点)。シリーズの一覧は、プリザエースとプリザSで見られます。
2026年10月時点でキュアベルに掲載していないため本記事では扱っていませんが、飲み薬のプリザ Gカプセル、泡タイプのプリザ マイルド泡クリーンなどの商品もあります。
こんな症状は受診を
添付文書では、次のような場合に使用を中止したり、医師、薬剤師または登録販売者に相談したりするよう記載されています。症状が重いときや続くときは、医療機関を受診しましょう。
- 10日間位使用しても症状がよくならない(5製品共通)
- 使用後に、皮膚の発疹・発赤、かゆみ、はれ、刺激感、化膿があらわれた(5製品共通)
- 使用後すぐに、皮膚のかゆみ、じんましん、声のかすれ、くしゃみ、のどのかゆみ、息苦しさ、動悸、意識の混濁等があらわれた(プリザエース3製品とプリザS坐剤Tに記載のあるショック(アナフィラキシー)の症状。直ちに医師の診療を受けてください)
- 患部が化膿している(5製品とも使用しないこととされています)
- 医師の治療を受けている、妊婦又は妊娠していると思われる、薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある(使用前に相談)
他のシリーズと比べたい方へ
痔の薬の選び方全体は、痔の症状におすすめの市販薬|成分・選び方まで徹底解説!で解説しています。
まとめ
プリザは、塩酸テトラヒドロゾリンとクロルヘキシジン塩酸塩を配合したプリザエース3製品と、この2成分を配合していないプリザS2製品で、成分が異なります。剤形は、肛門内に挿入する坐剤(エース坐剤T・S坐剤T)、注入と塗布の両方に使える注入軟膏(エース注入軟膏T)、肛門部に塗布する軟膏・クリーム(エース軟膏・Sクリーム)があります。まずはプリザエースとプリザSのどちらにするかを選び、次に使い方に合った剤形を選びましょう。
迷ったときは薬剤師または登録販売者に相談し、10日間位使用しても症状がよくならない場合や上記の症状がある場合は、使用を中止して医療機関を受診してください。
キュアベルで自分だけの比較表を作る
薬の検索サイト「キュアベル」を使えば、気になった薬を選んで自分だけの比較表を簡単に作ることができます。価格や成分、効能・効果などを横並びで見比べられるため、ドラッグストアや薬局に行く前の事前リサーチにも役立ちます。
比較表の作り方
1.上のボタンから、キュアベルの「プリザエース」シリーズの一覧ページを開きます(プリザSはプリザSシリーズの一覧から開けます)。
2.比べたい商品の下にある「商品を比較する」を押します(2つ以上選べます)。
3.画面の下に表示される「商品を比較する」ボタンを押すと、選んだ商品の比較表が表示されます。
今回ご紹介したプリザ以外にも、たくさんの痔の薬が登録されています。ぜひ自身の手で比較して、自分に合った商品を見つけてみましょう。
<参考文献>