風邪をひいたときにおすすめの食べ物を紹介【症状別・コンビニで買える】

風邪をひいたときは、体力回復や免疫力を高めるためにいつも以上に食事に気を付けることが大事です。そこで今回は、発熱・喉の痛み・胃腸の不調など、症状に合った食材を、コンビニで手軽に買えるアイテムも含めて解説します。


※掲載している商品の選定、商品画像や価格、特徴、対応レベル目安などはCureBellの情報を基にしており、監修者によるものではありません。
目次
風邪をひいてしまったときにすべきこと

風邪をひいたときは、体の回復を早くするために、休養と食事が重要です。とくに、以下の4つを意識して過ごしましょう。
- 十分な睡眠をとる
- こまめに水分を補給する
- 体を温める
- 十分な栄養をとる
十分な睡眠をとる
風邪をひくと、ウイルスや細菌と戦うために免疫機能が活性化し、体温上昇や炎症といった反応が起こります。この過程で多くのエネルギーを消耗するため、風邪をひいたときは睡眠をたくさんとって、免疫の働きを助けるのが重要です。
発熱や咳などの症状でよく眠れないときは、風邪薬を活用して症状をやわらげ、睡眠環境を整えるのもひとつの方法です。
こまめに水分を補給する
風邪をひいたときは、こまめな水分補給が大切です。発熱によって汗をかくと、体内の水分が失われ、脱水症状を引き起こすおそれがあります。水や、体に吸収されやすいスポーツドリンク・経口補水液などを選びましょう。体を冷やすとよくないので、常温で飲むと良いでしょう。特に高齢の方はのどの渇きを自覚しにくく、気づかないうちに脱水状態に陥っていることもあります。のどの渇きがなくても、こまめに水分をとるように心がけましょう。
体を温める
ウイルスに対抗するために、体は体温を上げて免疫の働きを高めます。寒気(悪寒)など、体温が上がりそうだと感じたら、体を温めて免疫力をサポートしましょう。
一方で、熱が上がると汗が出ることがあります。衣類を薄手のものに替えたり、汗で濡れた服を着替えたりして、体を冷やさないよう注意しましょう。
十分な栄養をとる
抵抗力を発揮しつつ、風邪で消耗した体力を回復するためにも栄養をしっかりとることが大切です。栄養バランスのとれた食事を意識しつつ、良質なタンパク質やビタミンなどを十分に摂取しましょう。
また、風邪をひくと体の代謝が低下しやすいため、消化のよいおかゆやスープなどを、食べられる範囲でとるようにしましょう。
風邪をひいたときにおすすめの栄養素

風邪をひいたときは、ウイルスと闘う免疫細胞がふだん以上にエネルギーを消費します。そのため、食事で栄養補給と免疫力を高めることが大切です。風邪をひいたときにおすすめの栄養素は以下のとおりです。
栄養素 | 期待できる効果・働き | 豊富に含まれる食材の一例 |
---|---|---|
タンパク質 |
・体力をつける ・免疫力を高める |
肉・魚介類・卵・乳製品・大豆製品など |
ビタミンA | ・鼻やのどの粘膜を正常に保つ | ほうれん草・かぼちゃ・にんじん・レバー・うなぎなど |
ビタミンB群 | ・タンパク質・脂質・糖質をエネルギーに代えるサポート | 豚肉・レバー・魚介類・卵・牛乳など |
ビタミンC |
・抗酸化作用 ・免疫力を高めて病気の予防・回復をサポート |
赤黄ピーマン・ブロッコリー・じゃがいも・大根・レモン・オレンジなど |
ミネラル |
・亜鉛:免疫力を高める ・マグネシウム:エネルギー産生や代謝のサポート ・カルシウム:免疫細胞を生み出す骨(骨髄)などの形成 |
緑黄色野菜・いも類・果物・大豆製品・海藻類など |
食物繊維 | ・腸内環境の改善により免疫力を高める | ごぼう・かぼちゃ・ネギ・きのこ類・海藻類・豆類など |
【症状別・コンビニで買える】風邪をひいたときにおすすめの食べ物
風邪をひいたときは、症状に応じて食べ物を選ぶことも大切です。体に必要な栄養をしっかりとりつつ、体に負担をかけずに体調回復をサポートする食品を選びましょう。料理に手間をかける余裕がないときでも、コンビニで手に入る食品をうまく活用すれば、無理なく栄養を補給できます。
主な風邪の症状別に、コンビニでも買えるおすすめの食べ物を紹介します。
発熱・寒気があるときにおすすめの食べ物


発熱や寒気があるときは、無理なく食べられるものや熱によって消耗されたエネルギーを補うことができる食べ物を選びましょう。
たとえば、消化のよいおかゆやうどんに、鶏肉・豆腐・卵などのタンパク質を組み合わせることで、効率的に栄養を補給できます。なかでも卵雑炊や卵とじうどんは、体を温めながら必要な栄養をしっかり摂れるうえに、コンビニでも簡単に購入しやすいでしょう。
咳・のどの症状がつらいときにおすすめの食べ物


咳が出る、のどが痛いといった症状があるときは、刺激の強い食べ物は避け、のどごしのよい食べ物を選びましょう。湯豆腐や茶碗蒸し、ポタージュスープなどがおすすめです。
また、ゼリーやプリン、ヨーグルトはひんやりさっぱりとして甘く、のどごしがよいため、食欲がないときでも取り入れやすい食べ物です。特にゼリーやプリンは砂糖(炭水化物)を含んでいるため、エネルギー補給にも役立ちます。ただし、糖分や塩分の摂りすぎに注意し、偏った食事にならないよう心がけましょう。
咳やのどのケアにははちみつも効くと言われています。殺菌・抗菌作用があり、はちみつに含まれる糖類がのどの粘膜の修復をサポートするとされています。
はちみつに含まれるブドウ糖と果糖は「単糖類」と言い、体内に入るとすばやく吸収される糖類です。即効性のあるエネルギー源となるため、栄養補給にも適した食品です。
ただし、乳児がはちみつを摂取するとボツリヌス症を引き起こす可能性がありますので、注意が必要です。
くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状がつらいときにおすすめの食べ物


くしゃみや鼻水、鼻づまりなどの症状がつらいときは、温かいものを食べるのがおすすめです。おかゆやうどんなど、消化にやさしく体が温まるメニューがぴったりです。
また、のどや鼻の粘膜を保護するビタミンAを含む食品も積極的に取り入れましょう。たとえば、ほうれん草・かぼちゃ・にんじんなどを使った野菜スープや味噌汁は、体を温めながら栄養も補えるためおすすめです。
下痢・嘔吐などの胃腸の症状もあるときにおすすめの食べ物


下痢や嘔吐など胃腸の症状があるときは、胃腸の機能が弱っているため、味は薄めで、消化しやすい食べ物を選びましょう。スープやおかゆ、雑炊などの柔らかいものがおすすめです。
また、下痢が続くと脱水症状を引き起こす場合があります。特にひどい下痢のときは、常温の水や温かいお茶など、体を冷やさない飲み物でこまめな水分補給を心がけましょう。
嘔吐がある場合は、無理に食事をとろうとせず、吐き気がおさまるのを待ちましょう。落ち着いてきたら少量ずつ水分を摂ることから始め、消化のよいものを少しずつ口にするようにしましょう。
風邪をひいたときに避けた方がよい食べ物
風邪のときは、消化しにくい食べ物や刺激の強い食べ物は避けましょう。体に余計な負担をかけると、風邪の治りが遅れたり、胃腸の調子を崩すなど症状の悪化の原因となる場合もあります。
避けたい食べ物・飲み物 | 理由 |
---|---|
揚げ物・脂身の多い肉 | 消化に時間がかかり、胃腸に負担がかかる |
香辛料 | 胃腸への刺激が強く、負担がかかる |
カフェイン |
・利尿作用により脱水症状を引き起こすおそれがある ・覚醒作用により眠りにくくなる |
アルコール | 体の回復に必要なビタミンを消費する |
薬を服用している場合は特にアルコールの摂取に注意が必要です。風邪薬と一緒に飲酒すると薬の効果に影響を与えるほか、副作用を引き起こすおそれもあります。薬の成分は数日間体内に残ることがあるため、服薬中およびその後もしばらくはアルコールを控えるようにしましょう。
症状がつらい場合には市販薬も選択肢に
風邪を引いたときは、体力の回復や免疫力を高めるために休養と食事が重要ですが、症状がひどく寝付けない・食事を摂ることがつらい場合などは風邪薬を服用し症状を和らげることも1つの選択肢です。
風邪薬を選ぶ際は、自分の症状に合った風邪薬を選ぶようにしましょう。
喉の痛みがつらい風邪の症状に
1.抗炎症成分イブプロフェン600mgとトラネキサム酸750mgをダブル配合(9錠中)。
のどの痛み、発熱などにすぐれた効果を発揮します。
2.独自の製剤技術によりイブプロフェンが早く溶け出し、効果を発揮します。
3.抗ヒスタミン成分d-クロルフェニラミンマレイン酸塩が、カゼのアレルギー症状(鼻水・鼻づまり等)をおさえます。
4.ジヒドロコデインリン酸塩とdl-メチルエフェドリン塩酸塩が、つらいせきをしずめます。
5.携帯に便利なPTP包装です。
























●イブプロフェンを600mg(1日量)配合し、のどの痛み・発熱などを緩和します。
●トラネキサム酸が粘膜の炎症を抑え、のどの痛みを緩和します。
●L-カルボシステインがたんを排出しやすくします。
●プソイドエフェドリン塩酸塩が鼻粘膜の充血を抑え、鼻づまりを緩和します。
●7 種の成分を配合し、かぜのいろいろな症状を緩和します。
























など
鼻水がつらい風邪の症状に
かぜ薬の製造販売承認基準を上回る2倍量のベラドンナ総アルカロイド0.6mgを配合した「鼻症状特化型」のかぜ薬です。
2.臨床試験成績取得のかぜ薬
鼻の症状を中心にかぜの諸症状に優れた効果を示します。
3.早く溶けてよく効く”液体 in カプセル”
いち早く溶けだし、つらい症状に作用します。










































など
咳、痰がつらい風邪の症状に
1.抗炎症成分イブプロフェン600mgに加え、グリチルリチン酸39mgをダブル配合(9錠中)。のどの痛み、発熱などにすぐれた効果を発揮します。
2.独自の製剤技術によりイブプロフェンが早く溶け出し、効果を発揮します。
3.せき中枢にはたらく2つの鎮咳成分ジヒドロコデインリン酸塩とノスカピンに加え、dl-メチルエフェドリン塩酸塩が気管支をひろげて呼吸を楽にし、つらいせきをしずめます。
また、去たん成分L-カルボシステインが、せきの原因の1つであるたんを出しやすくします。
4.抗ヒスタミン成分クロルフェニラミンマレイン酸塩が、カゼのアレルギー症状(鼻水・鼻づまり等)をおさえます。
5.携帯に便利なPTP包装です。
























●たんにすぐれた効果をあらわすL-カルボシステイン、ブロムヘキシン塩酸塩を配合したかぜ薬です。
●スカピンを配合し、つらいせきをしずめます。
●クリーム色のソフトカプセルで、中味は液状につくられています
























など
1歳以上使用可能
●パブロンS微粒は、かぜの時に消耗しがちなビタミンCを配合※1し、飲みやすさにこだわったかぜ薬です。
●のどの痛みや発熱をしずめるアセトアミノフェンを配合しています。
●眠りを妨げるカフェインを配合していません。
●1才のお子さま※2から大人まで服用できるので、お子さまを持つ家族の常備薬におすすめです。
●苦みを感じにくく、服用しやすい柑橘風味の微粒剤です。
※1 パブロンSa〈微粒〉との比較
※2 2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
























5歳以上使用可能
ファミリー向けの総合かぜ薬
●エスタック総合感冒は、5才から家族みんなで服用できるファミリーユースの総合かぜ薬です。
●かぜの11の諸症状にしっかり効くよう処方設計された、のみやすいフィルムコーティング錠です。
























●パブロンS錠は、かぜの時に消耗しがちなビタミンCを配合※し、飲みやすさにこだわったかぜ薬です。
●のどの痛みや発熱をしずめるアセトアミノフェンを配合しています。
●眠りを妨げるカフェインを配合していません。
●5才のお子さまから大人まで服用できるので、お子さまを持つ家族の常備薬におすすめです。
























7歳以上使用可能
のどの痛み、せき、発熱、鼻みずなどもっともつらいかぜの諸症状にすぐれた効き目が長く持続する総合感冒薬。
コデイン無配合。
























ご家族で服用いただけます。(7歳以上)
●抗炎症成分[トラネキサム酸]と解熱鎮痛成分[アセトアミノフェン]の作用で、のどの痛み、発熱にすぐれた効き目を発揮します。
●持続性抗ヒスタミン成分[クレマスチンフマル酸塩]、副交感神経遮断成分[ベラドンナ総アルカロイド]が、鼻水・鼻づまりにダブルで効果を発揮します。
●去痰成分[ブロムヘキシン塩酸塩]が、せきの原因となるたんを出しやすくします。
●お薬の苦手な方でも服用しやすい苦味のない小粒の糖衣錠です。
























風邪症状に対応した漢方薬
引きはじめで比較的体力があり、発汗がみられない場合
●「葛根湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論[ショウカンロン]』『金匱要略[キンキヨウリャク]』に収載されている薬方です。かぜや肩こりなどに効果があります。
●かぜのひきはじめで、発熱して体がゾクゾクし、「さむけ」がとれないような症状に効果があります。
引きはじめで体力があり、寒気があり節々が痛む等の場合
特長 1
麻黄湯配合でかぜのひきはじめによく効く
特長 2
眠くなる成分は無配合
風邪の鼻症状などに
●「小青竜湯」は、漢方の古典といわれる中国の医書『傷寒論(ショウカンロン)』に収載されている薬方です。
●うすい水様のたんを伴うせきや鼻水が出る方の感冒、アレルギー性鼻炎、花粉症などに効果があります。
持病や併用薬がある方の服用が検討可能な風邪薬
高血圧、糖尿病の方に対して注意がない風邪薬
●パブロンSゴールドW錠は、気道粘膜クリア成分のアンブロキソール塩酸塩と気道粘膜リペア成分のL-カルボシステインで、気道粘膜バリアをWケアするクリア&リペア®のW処方。のどの痛み、せき、鼻みずなどかぜの諸症状を和らげます。
●大人1回2錠※。のみやすい錠剤です(※12〜14才は1回1錠)。
























●かぜの11症状にバランスよく効く4種の成分配合。
●コデイン類、メチルエフェドリン類、カフェインは入っていません。
●7歳のお子様からご高齢の方まで幅広く適応します。
























高血圧、糖尿病、緑内障、排尿困難の方に対して注意がない風邪薬
●パブロン50錠は、生薬エキスと洋薬を配合したW処方の優れた効き目のかぜ薬です。
●傷んだのど粘膜を修復・潤してたんを除く「麦門冬湯乾燥エキス」、のどの痛みを和らげ熱を下げるアセトアミノフェン、たんを出しやすくするグアヤコールスルホン酸カリウムを配合したかぜ薬です。
●眠くなったり、尿が出にくくなる抗ヒスタミン薬、便秘を起こしやすいジヒドロコデインリン酸塩、糖尿病や高血圧に影響を与えるdl-メチルエフェドリン塩酸塩が入っていません。


















※持病や併用薬がある方は、服用できない場合があるため登録販売者や薬剤師などに必ず相談してください。
こんなときは受診を

以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 急激な高熱
- 発熱に加えて、下痢、発疹、胸痛、腰痛、動悸などがある
- 頭痛とともに吐き気・嘔吐やめまいがある
- 仕事など作業が継続できないほどの強い頭痛や今までに経験したことのない頭痛がある
- 激しい咽頭痛がある
- 色の濃い鼻水や痰が出る
- 咳が2週間以上続いている
- 発作性の激しい咳を繰り返す
- 呼吸が苦しい
- 風邪様症状(微熱など)が長く続いている、繰り返している
まとめ
風邪をひいたときは、十分な睡眠や栄養をとることなどを意識し、無理せず過ごすことが風邪を治す近道となります。症状に応じて消化にやさしく栄養価の高い食材を選ぶことで、体の免疫機能をサポートできます。
調理をする気力がないときは、コンビニで手に入る食品を活用するのもおすすめです。おかゆ・雑炊・ゼリー・ヨーグルトなど、体に負担をかけずにエネルギーと栄養を補給できる食品を選びましょう。
必要に応じて、市販の風邪薬を活用するのもひとつの方法です。ただし、症状が長引いている場合、症状が重いと感じる場合などは、早めに医療機関を受診し、医師に相談してください。
また、風邪をひいてから対処するのではなく、普段から免疫力を高めておくことでが風邪を予防したり、健康的な体づくりにつながります。ビタミンやミネラルを意識した食生活や適度な運動を習慣化するなど、日常的に予防を意識した生活習慣を心がけましょう。