【薬剤師解説】パブロン風邪薬シリーズ、結局どれがいい?成分や違いを徹底比較!
かぜ薬などで有名なパブロン風邪薬シリーズ(大正製薬) には、多くの種類があり、それぞれの製品ごとに特徴や成分が異なります。本記事では、それぞれの成分の違いや商品の比較を表で分かりやすく解説しています。パッケージや商品名だけで選ばず、成分の違いを理解し、自分に合った商品を選んでください。
※掲載している商品の選定、商品画像や価格、特徴、対応レベル目安などはキュアベルの情報を基にしており、監修者によるものではありません。
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選び方① 熱を下げ、痛みを抑える(解熱鎮痛)成分の違い

総合感冒薬(かぜ薬)を選ぶ視点は様々ですが、まずは熱を下げ、痛みを抑える(解熱鎮痛)成分の違いに着目してみましょう。
有名な解熱鎮痛成分には、イブプロフェンやアセトアミノフェンなどがあり、パブロン風邪薬シリーズでも、解熱鎮痛成分としてイブプロフェンを配合した商品やアセトアミノフェンを配合した商品があります。
イブプロフェンがおすすめの場合
使用者が15歳以上で、発熱時の体温が平熱よりもかなり高い場合や、つらいのどの痛み・頭痛がある場合には、イブプロフェンを配合したパブロンを選択するとよいでしょう。
イブプロフェン配合のパブロンかぜシリーズ
アセトアミノフェンがおすすめの場合
比較的安全性が高い成分ですが、イブプロフェンと比較して解熱鎮痛作用がマイルドな傾向にあります。風邪のひきはじめや微熱程度の発熱である場合には、アセトアミノフェンを配合したパブロンが候補となるでしょう。
また、子どもから高齢者までファミリーでかぜ薬を使用する場合やインフルエンザの可能性がある場合、胃腸が弱い場合なども、アセトアミノフェンを配合したパブロンがよいでしょう。
アセトアミノフェン配合のパブロン風邪薬シリーズ
・パブロンSゴールドW錠
・パブロンゴールドA〈微粒〉
・パブロンS微粒
・パブロン50錠
選び方② 持病や服用中の薬がある場合

高血圧や糖尿病、緑内障などの持病や服用中の薬、年齢なども商品を選択する上で重要な要素です。
例えば、プソイドエフェドリンを配合しているパブロンエースPro-X錠は、高血圧や糖尿病の治療を受けている方などは持病が悪化してしまう恐れがあるため服用することができません。
高血圧や糖尿病などの持病がある方は医療機関の受診をおすすめしますが、市販薬を使用したい場合は、エフェドリン類等が無配合のパブロンSゴールドW錠やパブロン50錠などを検討すると良いでしょう。
<パブロン風邪薬シリーズ比較表>

※こちらの商品以外にもパブロンセレクトシリーズやパブロンキッズシリーズなどがあります
パブロン風邪薬シリーズの特徴
比較表で解説した6商品について、詳しく解説します。
1.パブロンエースPro-X錠

●パブロンエースPro-X錠は、7つの有効成分を配合し、のどの痛みや熱を抑え、鼻みずやせきをしずめる総合かぜ薬です。
●かぜの原因物質と戦う気道粘膜バリアをアンブロキソール塩酸塩が清浄化、L-カルボシステインが修復することでのどの症状を緩和します。
●塩酸プソイドエフェドリン・クロルフェニラミンマレイン酸塩
●イブプロフェン
最大量600mg※配合。のどの痛みや熱を抑えます。
●錠剤は、イブプロフェンが素早く水になじむスピードアクション製法を採用しています。
※かぜ薬パブロン1日量として
【特徴】
●15歳から服用可能
●イブプロフェン最大量600mg配合(1日量)
●7つの有効成分を配合し、喉の痛みや熱を抑え、鼻みずやせきをしずめる総合風邪薬
●つらいのどの痛み・せき・鼻みず・熱に
【おすすめの方】
●15歳以上
●熱やのどの痛みが特につらい
●早く症状を抑えたい
2.持続性パブロン錠

●持続性パブロン錠は、早く溶ける層、ゆっくり溶ける層からなる「時間差アクション錠」で、朝・夕1 日2 回の服用で長く効くかぜ薬です。
●痛み・熱のもとに作用するイブプロフェンと、気道粘膜をケアするアンブロキソール塩酸塩(去たん成分)など6つの有効成分を配合し、のどの痛み、せき、鼻みず、発熱などのつらいかぜの11症状をおさえます。
●飲みやすい小粒の錠剤。夜にも服用しやすいノンカフェインです。
【特徴】
●15歳から服用可能
●早く溶ける層、ゆっくり溶ける層からなる「時間差アクション錠」
●夜にも服用しやすいノンカフェイン
●朝・夕1日2回の服用で長く効くかぜ薬
【おすすめの方】
●15歳以上
●忙しくて昼間の服用が難しい
●夜ぐっすり休みたい
3.パブロンSゴールドW錠

●パブロンSゴールドW錠は、気道粘膜クリア成分のアンブロキソール塩酸塩と気道粘膜リペア成分のL-カルボシステインで、気道粘膜バリアをWケアするクリア&リペア®のW処方。のどの痛み、せき、鼻みずなどかぜの諸症状を和らげます。
●大人1回2錠※。のみやすい錠剤です(※12〜14才は1回1錠)。
【特徴】
●12歳から服用可能
●気道粘膜クリア成分のアンブロキソール塩酸塩と気道粘膜リペア成分のL-カルボシステインを処方
●大人1回2錠(※12〜14才1回1錠 )
【おすすめの方】
●12歳以上
●のどの痛みや, しつこいたんが気になる
●カフェインは避けたい
4.パブロンゴールドA〈微粒〉

●パブロンゴールドA〈微粒〉は、グアイフェネシンがのどに付着した原因物質の排出を助け、かぜ症状を和らげます。
●口溶けと風味の良いのみやすい微粒剤です。
【特徴】
●12歳から服用可能
●グアイフェネシンがのどに付着した原因物質の排出を助け、かぜ症状を和らげる
●口溶けと風味の良い飲みやすい微粒剤
●かぜの諸症状の緩和に
【おすすめの方】
●12歳以上
●飲みやすい薬が良い
5.パブロンS微粒

●パブロンS微粒は、かぜの時に消耗しがちなビタミンCを配合※1し、飲みやすさにこだわったかぜ薬です。
●のどの痛みや発熱をしずめるアセトアミノフェンを配合しています。
●眠りを妨げるカフェインを配合していません。
●1才のお子さま※2から大人まで服用できるので、お子さまを持つ家族の常備薬におすすめです。
●苦みを感じにくく、服用しやすい柑橘風味の微粒剤です。
※1 パブロンSa〈微粒〉との比較
※2 2才未満の乳幼児には、医師の診療を受けさせることを優先し、止むを得ない場合にのみ服用させてください。
【特徴】
●1歳から服用可能
●かぜの時に消耗しがちなビタミンC配合
●夜にも服用しやすいノンカフェイン
●家族みんなのかぜ薬
【おすすめの方】
●家族みんなで使いたい
●かぜで消耗しがちなビタミンCも補給したい
6.パブロン50錠

●パブロン50錠は、生薬エキスと洋薬を配合したW処方の優れた効き目のかぜ薬です。
●傷んだのど粘膜を修復・潤してたんを除く「麦門冬湯乾燥エキス」、のどの痛みを和らげ熱を下げるアセトアミノフェン、たんを出しやすくするグアヤコールスルホン酸カリウムを配合したかぜ薬です。
●眠くなったり、尿が出にくくなる抗ヒスタミン薬、便秘を起こしやすいジヒドロコデインリン酸塩、糖尿病や高血圧に影響を与えるdl-メチルエフェドリン塩酸塩が入っていません。
【特徴】
●15歳から服用可能
●傷んだのど粘膜を修復・潤してたんを除く「麦門冬湯乾燥エキス」配合
●尿が出にくくなる成分、便秘を起こしやすい成分、糖尿病や高血圧に影響を与える成分を含まない
●生薬エキスと洋薬を配合したW処方
【おすすめの方】
●仕事や生活で車の運転をする必要がある
●高血圧や糖尿病の方への服用も検討できる
薬剤師が教える!選び方のポイント(Q&A)

「パブロン」シリーズは歴史が長く種類も豊富なだけに、どれを選れば自分にとって正解なのか疑問も尽きないものです。そこで、店頭でもよく聞かれる、皆さんが気になる質問をまとめてみました。疑問を事前に解消して、納得のいく薬選びに役立ててください。
一番効き目のよいパブロンは?
個々の商品の比較データはなく、主な症状によっても変わるため、一概にお答えすることができません。しかし、例として発熱や頭痛、喉の痛みがつらい風邪には、のどの痛みや熱を抑える成分であるイブプロフェンを1日最大量で600mg(1日量 )を配合したパブロンエースPro-X錠が候補となるでしょう。
カフェインが苦手な方や避けたい方は?
パブロン風邪薬シリーズの中では、パブロンS微粒やパブロンSゴールドW錠などはカフェインが無配合です。カフェインが苦手な方や避けたい方、普段からコーヒーなどでカフェインを多く摂取している方などはカフェイン無配合の商品を選ぶと良いでしょう。
妊娠中や授乳中に服用できる?
パブロンエースPro-X錠や持続性パブロン錠などは、妊娠中(出産予定日12週以内)や授乳中の方は服用できません。その他の商品も安全というわけでないため、服用前にまずは主治医に相談するようにしましょう。
服用後、車の運転はできる?
パブロン50錠は、眠気がおきやすい成分が含まれておらず運転が可能です。しかし、ほとんどの商品は、服用後の自動車等、機械類の運転・操作が禁止されていますので注意してください。
小さな子ども服用できる?
パブロンS〈 微粒〉は1歳から大人まで服用することができます。ファミリーで服用する場合は、年齢幅の広いパブロンS〈微粒〉などが候補となるでしょう。
また小児用のパブロンとして、パブロンキッズかぜシロップなどの液剤なども販売されています。

●パブロンキッズかぜシロップは、お子さまの好きないちご風味にすることで、飲み残したり飲むのを嫌がったりしないよう「飲みやすさ」をめざした設計です。
●3ヵ月以上のお子さまから服用いただけます。
●お子さまの眠りをさまたげるカフェイン、dl-メチルエフェドリン塩酸塩等を配合していません。
ただし、2歳未満の乳幼児は、医師の診療を受けさせることを優先します。15歳以上しか服用できないパブロンもあるため、服用される方の年齢を事前に必ず確認し、対象年齢には十分注意しましょう。
どれがコスパいいの?
販売価格は、店舗によって異なるものの、 価格競争が激しく特売されやすいのは、パブロンゴールドA〈微粒〉です。そのため、1回服用あたりのコストは比較的安価な傾向にあります。
パブロンシリーズって何種類くらいあるの?
パブロンシリーズは医薬品のかぜ薬や鼻炎薬、せき止めから医薬部外品である滋養強壮ドリンク、うがい薬まで幅広いラインアップが販売されており、用途機能(効能の違い)や剤型別に約30種類ほど販売されています。
今回ご紹介したかぜ薬以外のパブロンシリーズはこちらでご紹介しています。
こんな症状は受診を
以下に1つでも当てはまる場合は、医療機関を受診しましょう。
- 微熱などが長く続いている、または微熱を繰り返している
- 急激な高熱
- 呼吸が苦しい
- 顔色が明らかに悪い(唇が紫色になっている)
- 激しい頭痛(経験したことのない痛み、作業が継続できない痛み)
- 咳が2週間以上続いている
- 激しい喉の痛みがある
- 色の濃い鼻水や痰が出る
まとめ
今回は、パブロン風邪薬シリーズの中から自分に最適な商品を選ぶためのポイントを整理しました。同じパブロン風邪薬シリーズでも、配合成分や注意事項が大きく異なります。
また、一口に「風邪」と言っても、その症状は発熱や鼻水・鼻づまり、くしゃみ、せきなど様々です。
いざ薬を買おうとしても、店頭の品揃えやネット上の膨大な情報の前に「結局どれがいいの?」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。自分にぴったりの一錠を選ぶのは意外と難しいものです。 本記事が自身の症状や持病など背景に合わせた適切な商品選びの役立ちになると良いでしょう。
キュアベルで自分だけの比較表を作る

薬の検索サイト「キュアベル」を使えば、ご自身で気になった薬を選択し、自分だけの比較表を簡単に作ることができます。価格や成分、効能などを横並びで見比べることができるため、ドラッグストアや薬局などに行く前の事前リサーチにも最適です。
比較表の作り方


今回ご紹介したパブロンシリーズ以外にも、たくさんの風邪薬が登録されています。ぜひ自身の手で納得いくまで比較して、今の症状にぴったりの商品を見つけてみましょう!

