管理栄養士が解説!ルテインなどの目の健康をサポートするおすすめサプリメント

更新日: 2025年08月07日

パソコンやスマートフォンが普及したことによって、目の疲れやドライアイで悩む方が増えているといわれています。このような状況の中、注目されているのが「ルテイン」などの、目の健康をサポートする成分が含まれるサプリメントです。

しかし、サプリメントはさまざまなメーカーから多種多様な商品が販売されているため、どれを選べばいいのか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、ルテインなどの目の健康をサポートするサプリメントのおすすめや選び方などを紹介します。目の疲れや視力の衰え、ドライアイなどで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
牧田 淑美
管理栄養士
大学卒業後、福祉施設での栄養管理、企業向けの商品開発、特定保健指導、健康経営支援など多岐にわたる現場を経験。その後、独立し、現在は離乳食教室の運営や米粉パン事業をはじめ、健康をテーマにした複数のプロジェクトを展開中。ライフステージに寄り添った実践的な栄養支援を軸に、食の専門家として「より良い暮らしと健康」を支える活動を続けている。

※掲載している商品の選定、商品画像や特徴などはCureBellの情報を基にしており、監修者によるものではありません。
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眼精疲労や目のぼやけなどが起こる原因



誰しも目の疲れを感じることはあると思いますが、目を使う作業を継続することで、目の痛みやかすみなどの多くの人が「目の疲れ」を自覚する場面が増えています。また、個人差はありますが、頭痛や肩こりといった全身症状を訴える方も。このような状態が慢性化し、休息だけでは十分に回復しないケースは、「眼精疲労」とし、診断されるケースもあります。まずは、眼精疲労や目の疲れ、ぼやけなどが起こる主な原因について見ていきましょう。

目の酷使

目を酷使していると、眼の周囲の筋肉に負担がかかり、疲労が蓄積していきます。また、集中しているとまばたきの回数が減る傾向にあるため、集中状態が続いて目を酷使していると目が乾きやすくなり、目の疲れにつながります。

なお、パソコンなどのディスプレイ画面を用いる作業に付随して生じる症状の総称をVDT(Visual Display Terminal)症候群と総称されており、眼精疲労もそのひとつです。画面にピントを合わせようと目を酷使するため、眼の緊張状態が持続しやすくなることが要因の一つと考えられています。

ドライアイ

ドライアイとは、目の表面を覆う涙液の安定性が低下することで、乾燥感や異物感、見えにくさなどの不快感が生じやすくなる症状と言われています。近年の研究によると、ドライアイがあると視界の質や作業効率に影響を与える可能性があることも報告されています。なお、ドライアイの原因としては、以下のようなことが考えられています。

  • 加齢による涙の分泌量や成分の変化

  • パソコンやスマートフォン、テレビなどのディスプレイを長時間使用

  • エアコンの風

  • 乾燥した空気

  • コンタクトレンズの常用

メガネやコンタクト

度が合っていないメガネやコンタクトレンズを使用していると、物を見る際に目の調節機能に負担がかかりやすくなるとされています。このような状態が続くと目の周囲の筋肉に緊張が生じ、見えにくさや疲れを感じやすくなる場合があります。

白内障

白内障とは、年齢を重ねていくことで目の中でレンズの役割を果たす「水晶体」が白く濁ってしまい、本来クリアに見えるはずの視界がぼやけて見えるようになる症状です。ピントを調整しようと無意識に目に力をいれる機会が増えるため、眼の疲れや不快感を自覚することもあるようです。

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目の健康サポートするサプリの選び方



目の健康をサポートするサプリはドラッグストアやインターネットなどで気軽に買えますが、さまざまなメーカーから販売されているため何を基準にして選べばよいかわからない方も多いでしょう。そこで、たくさんある目の健康をサポートするサプリの中から、自分に合ったものを選ぶにはどうすればよいのかを解説します。

機能性表示食品を選ぶ

目の健康をサポートするサプリを選ぶときは機能性表示食品の表示があるかどうかを確認しましょう。

目の健康をサポートするサプリメントの中には保健機能食品という分類に分けられるサプリメントがあります。保健機能食品はさらに「特定保健用食品(トクホ)」「機能性表示食品」「栄養機能食品」の3つに区分されています。
そのなかで「機能性表示食品」は国の定めるルールに基づき、事業者が食品の安全性と機能性に関する科学的根拠の情報などを、消費者庁長官に届出して機能性を表示することが認められている食品のため、その表示内容をみて商品を選択するとよいでしょう。

また、サプリメントの分類・正しい選び方などサプリメント全般に関する詳しい説明は以下のコラムで解説していますので、興味のある方はぜひご覧ください。

サプリの正しい選び方コラムはこちら

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成分や目的で選ぶ

目の健康をサポートするサプリメントの成分には、以下のようなものがあります。目的に合わせて、自分に適した成分を選びましょう。

成分 成分の特徴・期待できる機能 多く含まれる食品
ルテイン ・目の中にある水晶体や黄斑部に高濃度で存在する色素成分
・ブルーライトや紫外線から目を保護
・緑黄色野菜(ほうれん草、ケールなど)
アントシアニン ・ポリフェノールの一種
・抗酸化作用がある
・眼を駆使するスマートフォンなどをよく使う方に注目されている
・ブルーベリー
・いちご
・ラズベリー
・ナス
・紫芋
アスタキサンチン ・カロテノイドの一種
・強い抗酸化作用がある
・赤い海産物(エビ、カニ、鮭、鯛、イクラなど)
ゼアキサンチン ・カロテノイドの一種
・強い抗酸化作用がある
・加齢を伴う眼の健康を気にされる方に注目されている成分
・赤、黄、オレンジ色のフルーツ
・緑色野菜(キャベツなど)
・卵黄

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CureBellでのサプリメントの探し方

CureBellサプリ版の特長
CureBellサプリ版の特長

CureBell(キュアベル)では目的や商品区分、1日当の価格、栄養成分、GMP・ドーピング認証有無などの項目で簡単にサプリメントの検索・比較ができます。「自分に合ったサプリメントが分からない」「安全に使用できるサプリメントを探したい」そのような方はキュアベルを使って自身にあったサプリメントを選んでみましょう。

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目の健康サポートのおすすめのサプリ

機能性表示食品

ルテイン 光対策(ディーエイチシー)

ルテイン 光対策(ディーエイチシー)は、マリーゴールドから抽出した天然由来のルテインを一日摂取目安量あたり16mg配合した機能性表示食品です。かすみ・ぼやけを改善・ブルーライトの光刺激から眼を守ります。

えんきん(ファンケル)

えんきん(ファンケル)は、ファンケルが厳選した3成分アスタキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチンを複合配合した機能性表示食品です。手元のピント調節力を維持し、目の疲労感を軽減する機能、光の刺激から目を保護し、ぼやけの緩和によってはっきりと見る力をサポートします。

ロートV5(ロート製薬)

ロートV5(ロート製薬)は、ルテインとゼアキサンチンをW配合し、くっきり見る力の改善をサポートする機能性表示食品です。配合されているルテインは、エステル体と比べて吸収率が優れているフリー体を100%使用しています。

ブルーベリー&ルテインEX(野口サプリメントシリーズ)

ブルーベリー&ルテインEX(野口サプリメントシリーズ)は、ルテインとゼアキサンチンを配合し、眼の黄斑色素量を増加、維持する働き、コントラスト感度(はっきりした輪郭をもたず、濃淡の差が少ない模様を識別する視機能)やグレア回復(まぶしさから回復する視機能)の改善、ブルーライトなどの光ストレスを軽減する機能があることが報告されている機能性表示食品です。

その他

速攻ブルーベリー(ディーエイチシー)

速攻ブルーベリー(ディーエイチシー)は、メイン成分として北欧野生種ビルベリー100%のビルベリーエキス末を180mg配合。さらに一日摂取目安量あたりブルーベリー約540粒相当のアントシアニンを摂ることができます。また、クロセチンやルテイン、さびない毎日のために人気のアサイーなど、に贅沢に9成分をプラスしたサプリメントです。

ブルーベリールテインメグスリノ木(小林製薬)

ブルーベリールテインメグスリノ木(小林製薬)は、情報化社会で過ごす方の間で人気のブルーベリー・ルテイン・メグスリノ木をギュっと凝縮。ブルーベリーエキス120mg(1日)にルテインと話題のメグスリノ木まで配合したサプリメントです。

目の健康サポートサプリメントを使用するときの注意点



目の健康をサポートするサプリメントを使用するときには、以下のような点に注意が必要です。

薬との併用に注意する

目の健康をサポートするサプリメントの成分は、他の薬と相互作用(影響を与え合うこと)を起こすことがあります。サプリメントだからといって安易に判断せず、専門家の意見を参考にして、安全に使用しましょう。また、白内障、緑内障など持病がある方は必ず主治医の確認をとってから使用するようにしてください。

摂取量に注意する

サプリメントは医薬品ではなく、あくまで栄養補助を目的とした食品に分類されますが、使用法を誤ると、健康に悪影響を及ぼすことがあります。特に、過剰摂取には注意が必要です。

たとえばルテインの場合、1日の摂取許容量は体重1kgあたり2mgとされています。つまり、体重60kgの人なら、1日120mgまでということです。しかし、この1日の許容摂取量については天然ルテインの場合であり、合成ルテインの場合は、使用実績や安全性に関する報告が限られていることから、慎重に判断する必要があるとする意見もあります。

一方で、ルテインの1日の摂取目安量は6mg以上、黄斑変性症※など加齢による見えづらさや健康が気になる方の間では、1日10~20mg程度の摂取が検討されることもあります。とある研究では、加齢黄斑変性症の方が、1日10mgのルテインを1年以上摂取したところ、摂取していない方と比べて黄斑部の色素の濃度が高くなったという結果が出ています。そのため、ルテインサプリメントを使用する目的に合わせて、ルテインの含有量をチェックしましょう。
※黄斑変性症(おうはんへんせいしょう):眼の網膜の黄斑部が変性することで生じる疾患の総称。黄斑部は、網膜の中心部に位置する、視細胞が密集している部分のこと。黄色に近く斑点状になっていることが特徴

合成ルテインに注意する

前項で触れた通り、ルテインには、「天然ルテイン」と「合成ルテイン」の2種類があります。天然ルテインはおもにマリーゴールドから抽出されるものです。

一方で、合成ルテインの原料は石油由来のもので、天然ルテインと比べて原料や製法に違いがあります。そのため、原料の由来や製造方法、第三者機関による検査体制の有無なども含めて、品質情報を確認することが大切です。

まとめ

目を酷使する生活が続いたり、ドライアイの傾向があったり、メガネやコンタクトが合っていないといった状態が続くと、見えにくさや目の疲れを感じやすくなり、その結果、眼の病気が起きやすくなることがあります。そのような際には、目の疲れや機能低下の予防、改善のサポート手段の一つとして、目の健康をサポートする成分が含まれるサプリメントを使用するのも良いでしょう。

サプリメントを選ぶ際は、機能性表示商品として届け出されているかを確認したり、目的によって成分や配合量をよく見て選ぶことが大切です。また、使用上の注意点をよく読み、適切な摂取量を守りましょう。

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