医療/ヘルスケア関連メディア 調査レポート

更新日: 2025年05月07日

近年、健康意識の高まりや高齢化社会の進展、さらには新型感染症の影響を背景に、医療・ヘルスケア分野に対する社会的関心が一層高まっています。こうした流れを受け、医療情報の提供を担う専門メディアの役割も多様化・高度化しており、その信頼性や発信力は、医療従事者のみならず、患者や生活者の意思決定にも大きな影響を与えています。

本記事では、医療従事者向けから一般向けまで、代表的な医療・ヘルスケア関連メディアをご紹介します。効率的にキャッチアップできる内容となっておりますので、ぜひ最後までご一読ください。

医療/ヘルスケア関連メディア

日経メディカル

日経メディカル

引用元:https://medical.nikkeibp.co.jp/

日経メディカルは、日経BPが運営する医師・医療従事者向けの総合医療情報ポータルサイトです。40年以上にわたり臨床現場を支える中立的な情報提供を行っており、医学論文の解説、診療ガイドライン、海外論文の紹介、キャリア支援コンテンツなどを網羅しています。

医師や薬剤師、看護師、若手医師・医学生といった各専門職に向けた情報が体系的に整理され、日常診療に役立つ最新の医学知識や、医療安全、医師法務に関する話題も豊富に掲載されています。

また、転職支援、英文校正、専門医相談、医療英会話などの実務的サービスも充実しており、多様な医療人材のキャリア形成をサポートするプラットフォームとして機能しています。

信頼性と実用性を兼ね備えた医療情報のハブとして、多くの医療従事者に活用されています。

m3.com(エムスリー)

m3.com(エムスリー)

引用元:https://www.m3.com/open/login

m3.comは、エムスリー株式会社が運営する日本最大級の医療従事者向けポータルサイトです。33万人以上の医師を含む約90万人の医療関係者が登録しており、医療ニュース、論文解説、臨床情報、AI研究、Web講演会など、臨床に直結する情報を多角的に提供しています。

医師や薬剤師向けの転職支援サービス、治験募集、開業支援などキャリア形成支援にも注力し、医師間の交流機能やQ&A、薬剤情報交換プラットフォームなども展開しています。

また、日々の活動で貯まるポイントをAmazonギフト券などに交換できる会員特典も用意しています。生活者向けには医療Q&A「AskDoctors」なども展開しており、医療者と社会をつなぐ包括的なサービス基盤として機能しています。

多忙な医療従事者の情報収集と意思決定を支援する、信頼性の高い医療専門サイトです。

ヨミドクター

ヨミドクター

引用元:https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/

ヨミドクターは、読売新聞社が運営する医療・健康・介護分野に特化した総合情報サイトです。病気や医療制度、介護、健康維持、妊娠・育児、シニアケアなど幅広いテーマを扱い、専門医や記者、著名人によるコラムや連載、最新の医療ニュースを提供しています。

利用者は「病院別治療実績」や「医療大全」などのデータベースを活用し、信頼性の高い医療情報を検索・閲覧できます。また、専門家が答える「医療相談室」や、介護食・健康レシピなど生活に役立つ実用コンテンツも充実しています。

災害医療や高齢者医療、AI医療などの最新動向を取り上げた特集も掲載されており、医療に関心のある一般読者から、実務家まで幅広く支持される構成となっています。

株式会社サンポチャート

引用元:https://sampo-chart.com/

株式会社サンポチャートは、専門性の高い産業医を主軸とした産業保健支援に特化した企業です。全国対応のネットワークを活かし、労働衛生コンサルタント資格を有する経験豊富な産業医を中心に厳選して紹介。さらに、保健師との連携により、休職・復職支援、メンタルヘルス対策、健康経営認定取得の支援など、企業の実情に即した包括的なサポートを行います。

2024年には情報ポータル「さんぽちゃーと」を公開し、法令対応にとどまらない実践的な健康対策や現場に役立つ知見を発信。企業の産業保健体制の構築と定着を支援しています。

社名の「サンポチャート」は、「産業保健(サンポ)」と「海図(チャート)」を組み合わせた造語で、企業が健康という目的地に向かう航海を支える“羅針盤”でありたいという想いが込められています。健康で働ける職場づくりを、共に実現していきます。